ラグジュとの会話
ラグジュとの会話-----------------
「さて、ちゅー達、状況報告頼むね。」
ちゅーパパが前に出ます。
「はい、ちゅーパパ」
『メイド長の報告です。』
『少し、精神が不安定な時期が有ったのですが、昨日、手紙が来てから、
何か決意をしたような表情に成りまして、身辺をかたずけたり、
何処からか持って来たボストンバックに、
何やら詰め込んだりしておりました。』
「仕込みも終盤ですね。」
「後から金貨回収しておきましょう」
ちゅー子Cが前に出ます。
「はい、ちゅー子C」
『チャックが一日一回は来ています。
最近は、部屋を荒らすような、事もしているみたいです。』
「部屋に入れない様にドアが開かない様にしておきますかね。
まぁ、執事長が駆け落ちした後、少し脅して、逃走する様に仕向けます。」
「チャックは字が読めましたね。じゃあ、簡単でしょう」
「後、報告の有る子居る?」
「じゃあ、引き続きお願いね。」
「ちゅーママ、調子どう?あと何日位で生まれるの?」
『あと六日、一週間くらいです。』
「わかった、体に気を付けてね。足りない物、少なくなってきた物は無い?。
後からでも、何か気が付いたらリリに言ってね」
「ラグジュ、王都周辺のダンジョン教えて。」
『出現するお宝が豊富で種類も多い、階層も沢山ある。
すぐそばにギルドの有る街も有る。蟻の穴ダンジョン一択でしょう。』
『あの辺に、他にもダンジョンは有るが、趣向が偏っていて、
パーティの特性が合わないと苦労する、お宝も種類が少ない、
階層も浅い。若いダンジョンですな。』
「あと、スタンビートを起こす魔法石とか有るの?
スタンビートって起こせるの?」
『恐ろしい事考えているんじゃないでしょうね。』
「馬鹿言ってんじゃないわよ。それを起こそうと企んでいる奴が居るのよ。
何とか止めないと、阻止しないとまずいのよ。」
『スタンビートを起こす方法は有る。
人がやれば、どんなに位が高くても必ず死ぬ。』
『魔族でも相当高位のも出ないと不可能だ。
それでも寿命を削る事に成る。』
「闇の魔法師のゲメネとか言っていたけど知ってる?」
『知らないですね、偽名でしょうね、だが、闇の魔法師か、
スタンビートを起こせる奴は限られているから・・・。』
『少しお時間下さい、古巣に戻って昔の仲間に聞いてます。』
「え?ここから出ても平気なの?」
『ララ様の魔力を頂いて、だいぶ回復したから、
しばらく大丈夫です。少しの間留守にすることに成ります。』
「気を付けてね。」
『はい、では行ってきます。』
ロザリオの輝きが少し落ちたみたい。
「さて、残りの仕事は、金貨の回収と狼たちに連絡ね。」
「武器庫に〔テレポート〕」
「箱の中身を全部回収して、床に一枚落とす。
いかにも急いで回収した様に見せるおとりです。」
部屋に戻ります。〔テレポート〕
所で、執事長は今どこでしょう〔マーカー確認〕
「おや、予想より早いですね。2~3日で到着しますね。」
「執事長の部屋、中から物を倒して、ドアを塞ぎましょう。」
〔テレポート〕執事長の部屋の中に出ます。
静かに、これを倒して、少し開くように、
いかにも何かが引っかかっている様に。
「ちゅー子C大丈夫?」顔をちょろっと出します。可愛いですね。
AIマスター、ピーナッツとマカダミアナッツお願い。
マジックポチェットに沢山送ってきました。
「ちゅー子C、おやつだよ。」3粒づつ上げました。
『ごちそうさまで~す』
「あははは、後宜しくね。」〔テレポート〕
「ボス、もう直ぐ到着だね。ご苦労様。」
「申し訳ないけど私は明日そっちに行けないかもしれない。
カラスたちの巣の傍で休んでいて。明後日には行けると思うから、
そうしたら、家を作るからね。ごめんね。」
『ララ様、お気遣いありがとうございます。私たちは全く問題有りません。
お時間が出来た時で結構です。急ぐ必要は有りませんので、
お気遣いされぬ様、お願い致します。』
最後に
(AIマスター、明日奥様とルビ様がロシナンテに乗るんだけど、
二人用の鞍って作れる。《承知致しました。》)
さて、疲れました。もう寝ます。〔クリーン〕
パジャマに着替えておやすみなさい。「グ~~。」
次話:ピクニックの準備




