奥様に報告
奥様に報告------------
食事の後、リリの後に付いて奥様のお部屋に向いました。
お部屋に入ると。奥様に『ぎゅっ』として頂けました。
思わず、うるうるに成り、
やっと「有難う御座います」とだけ言い下を向いて、
思わず自分のスカートを握ってしましました。
『何が有ったの、教えて。』
冒険者の知り合い、(サンチェス)から、
執事長衝撃の話を聞き、旦那様にお願いして助けに向った事、
後はご主人様に言った内容を説明しました。
ロシナンテの話になった時には目を輝かせ、明日出かける事に成りました。
奥様は乗馬の経験も豊かだと言う事です。
お土産、奥様に、羽扇を出した所、大変喜ばれ、
ルビ様も羽扇に触ってフワフワほわほわ言ってます。
ルルもうずうずしてましたが、リリに猫じゃらしを出されて、気が逸れました。
何時か羽扇を駄目にされそうな気がします。
ルビ様のロザリオを出した時には、奥様が、びっくりして、
『これは、どうしたの』と聞かれましたので、
「アクセサリーのお店に沢山の精霊石が混じった石が有りましたので、
それを使ってルビ様のために私が作りました。」
「このロザリオは全ての魔法をはじく、お守りです。
作るのに私の魔力、ほとんど持っていかれました。」
と説明した所、目を丸くして、
『本当にとんでもない事を簡単に言う娘ね』と言われましたが、
あんなお顔を拝見で来たのです。それだけで満足です。
暫く、とりとめの無い事をお話しすると、奥様に、
『今日は疲れているだろうから、早くおやすみなさい。』
と言われて、部屋に戻る事を許されました。
次話:ラグジュとの会話




