王都で仕入れ
王都で仕入れ------
「おはよう、昨夜は気絶状態でねてしまったわ。」
「まずは〔クリーン〕」
もうそろそろ朝ごはんの時間ね。
食堂に行ってみる事にします。
野菜スープに昨日のカレーで、トーストですか。中々の物です。
でも、調理ちょー。パンにカレー塗った後、茹で卵刻んで乗せて、
ピザ用のチーズ乗せて焼いてくれー!!
直ぐ出来ました。みんな真似しておいし~~!ですって。(^_^)v
ケティに今日の予定を話します。
「今日は金物屋に行って、牛刀や包丁、鍋、生活金物を見て、
中古衣類と生地、針、糸ね。]
「馬車引っ張って、ジミーも連れて行くわ。お店は何時から開いてます?」
『10時頃には開いていると思います』
「今、9時前だから、少し時間が有るわね。」
「今日買い物終わったら、ケーキ作ろうか。」
『ケーキ?????』
「ケーキってこっちに無いんだ、お菓子の最高に豪華な奴。」
『つ、作りましょう!!』
「今日最初のお目目まん丸~!」
『え?、あ!ひど~~い。でも許しちゃう。みんな~、
ララ様が午後のお茶に最高級の御菓子、
ケーキを作ってくださるそうよ~~!!!』
『『『わ~~~!!』』』あちらこちらから歓声が聞こえます。
『料理長が顔を出してにっこり笑った~~!』
「うん、可愛い。」
ケティが
『可愛いい????。あれが?、変わった御趣味で。』
「あっ。私ちょっと扇屋に行ってくる。」〔テレポート〕
て、照れ隠し・・・?
丁度店を開けている所でした。
「おはようございまーす。」
<おや、おはようございます。早いですね。>
「はい、BIGモアお持ち致しました。」
<はい、では、此方に。>
昨日と同じ所に2匹出して。午後1時には出来ると聞いて、店を出ました。
王都の屋敷に帰ります。〔テレポート〕
「ジミー、行くよー。」
ジミーが馬車を引いて出て来ました。
「素晴らしい。用意が出来ていたんだ。」
「じゃぁ、ケティ案内お願い。」
『はい、』
金物屋さんに行くと、店先にいろん物が下がってます。
「まず、牛刀、2本、中華鍋とお玉、平底フライパン、
家庭用の丸底フライパン5個、鍋も5個、普通の三徳包丁みたいなの5本、
ケットル大5個、雪平鍋5個」
「ジミー、あんたも考えなさいよ。」
『おれ、料理の事は分んないんで、何が売れるんだかさっぱりです。』
「あんた、料理の他には何が判るの?」
『えーと、あの・・・』
「得意な物、とか好きな事、無いの?」
『・・・・・・』
しぼんで しまいました。
「農家やっていた様だけど、買いたたかれる様な野菜しか
作れない様じゃだめだなぁ。 あんた、誰かに野菜の作り方習ったの?」
『誰にも教わってないです。』
「土地はどうしたの」
『女房の両親が持て居た土地で、両親が亡くなったんで、もらったんです。』
「何年前の話?」
『5年以成ります。』
「その間、肥料入れた?」
『肥料って、何入れるんですか?入れてないです。』
「肥料も入れないで、作物が育つわけ無いでしょう。」
「畑の広さはどれ位?」
『1アール位です。』
「まともな畑にするには2年以上かかりますね。」
(AIマスター、あの辺で水田出来る所有る?
《馬車で1日位の所に、川が有りますので、その近くでしたら。》
遠いな。)
「やっぱり、畑を生き返らせるかのが一番いいみたい。」
「1年間誰かに付いて教えてもらうのが一番いいですね。」
(AIマスター、ジミーに農業を教える事が出来る
アンドロイド1名派遣出来る?
《承知致しました。近くの空き地を耕しているという設定にします。》
ジミーの先生の名はオルタ、にします。)
「ジミー、あんたの家の近くに知り合いが居るから、その人紹介する。
しっかり教えてもらいなさい。」
「作物が取れる様に成るまで、奥さんに食わせてもらいな。
地面に頭こすりつけて頼んでみるんだね。」
『えっ?・・・・・』
「奥さんに頭下げるのは嫌なのかい?」
「それが出来なきゃ、女房子供と別れて、
どっかに行って自由に暮らすんだね。」
「奥さんに暴力は論外、脅したり、たかったり、ヒモみたいな事
していたら只じゃあおかないよ。 判ったね。」
(ヒモはヒモで捨てられない様にするのは、
なかなか大変みたいですが・・・・。)
『へい・・・』
「あんたもう積んでんだよ、奴隷に成るか、
必死に働くか、どっちかしかないんだよ、
プライドも体裁も全て捨てないと生きていけないんだよ。」
「判ってるよね、判って無ければ奴隷しかないけど。
まさか、あんた、もうは犯罪奴隷には成らなくて
いいとでも思っている?」
「私が首根っこ掴んで、犯罪奴隷です。逃げていたのを捕まえました。
と言って突き出せば、それで終わりだよ。」
『ひっ。す、すいません。頑張ります、必死に働きます。』
「当り前だよ、みんな必死に働いてんだ、あんただけだよ、
ふらふらふわふわしているのは。おばか」
『へい、頑張ります。』
「さて、金物屋さんはこんな物かな。ケティ、何か思い付く物有る?」
『いゃ~、ララさんのお説教、聞いている私の方が背筋伸びました。
ために成りました。』
「私、何かために成る事言ったかしら?」
「で?」
『え?』
「ありゃー・・。ケティ、金物で何か思い付く物有る?」
『あわわわわ。』
「全く、人間臭すぎ。じゃぁ次行こうか。古着屋さん」
『は、はぃ~~~!。』
金物の支払いは小金貨2枚でした。
次話:古着屋
☆¨*:♦.,☆¨*:♦., ララの魔法 ☆¨*:♦.,☆¨*:♦.,
魔法は自分の魔力をイメージで変化させるとの概念から、
発動呪文は魔法を確実にイメージできるなら、こだわる必要は無い。
詠唱は魔法を確実にイメージする為に魔力に働きかける言霊です。
一般的では無い魔法の発動をしている所を時々後書きで記入します。
〔ラ〕:ライトアローの無詠唱発動呪文
〔転〕:転移魔法ですが、腕の太さ程のショートカットホールを作ります。
これとライトアローを合わせる事で、間近で撃つと同じ事に成り、
100発100中に成ります。ホールは移動が可能、
〔転〕〔ラ〕〔ラ〕〔ラ〕:転送ホールを動かす事で100発100中の機関銃と成ります。
〔ラ散Ten〕:ライトアローを散弾の様に一度に10発出す発動呪文です。
ライトアロー一発の10倍の魔力消費。
〔ピチョーン〕:探査魔法。自分の魔力を薄く水面に落とした一滴の様に波紋を広げる。
当たって帰って来た魔力を読む。沢山の人、魔物を一度に探査できる。
慣れれば個人の特定も出来る。




