◆高校時代~大学時代
◆高校時代~大学時代
「もう、高校時代も早回しかな。ん!?。
狐と蛇の思いが入って来た・・・。何か、泣けるなぁ・・・。」
「早回し中の事は疑似体験では無く、
情報として送られて来るんだね。忘れても良いと言う事かね?」
「浪人中ですか、さらっと流されたけど、精神的に結構きつかった様です。」
「ん?。大学時代で早回しが遅くなった。何かイベントが有るのかな?」
「悩んでますね~。自分は何を成すべきかですか。遅いですね、そ
れを悩むなら高校で進路を決めるときに悩むべきですね。」
「ん?何ですか?画面が切り替わってAIマスターが出てきましたョ?」
《マスターがプログラムへの接し方に少し問題が有る様です。
特に今後の対応は復旧プログラム終了後に大きな影響を、与えます。》
《今の状態は物語をモニターで見ている様な状況です。これではいけません。
このプラグラムでは、マスターがそこに居て、悩み、考えて
答えを出していかなければ成りません。》
《未来が変わるのではと言うご心配が有るかと思いますが、
同じマスターが行う事です。許容範囲の変化しかありません。
バーチャル、なので外の世界に影響する事もありません。》
《マスター自身が悩み、考える事で心の成長が望めるのです。
佐伯拓海の体を乗っ取る気持ちで感覚を奪ってください。》
《男の体ですが、女であるマスターが男の思考をする必要は有りません。
あくまで、マスターならどうしますか?との事です。》
《それでは、再開致しますので、体を乗っ取ってください。》
「なんか一方的に話して行っちゃったョ。体を乗っ取るねぇ。視覚よいか、
じゃあ自分の右手を拓海の右手に重ねる様にして・・・。おっ出来た。」
「後は、順番に、左手、右足、左足と。顔、目、鼻。口。最後に
・・・ちんちん・・・無理です。無かった物の感覚つかめません。
こいつだけは自由に成らんか。」
「で、何を考えている?。就職ですか、ん~、社会に貢献責る事。
人から喜ばれる事。収入に余裕が有る事。この三つかなぁ。
出来れば、簡単に他人にまねできない事、一生続けれる事。かな」
「最後の二つは無理でも最初の三つはクリアしたい。拓海は大学の学科は?
化学科、研究室は、有機化学合成ですか、何かマニアックな所に行ってますね。
ん?教職課程も取ってますね。」
本棚を見ると
「お仕事図鑑なんて物が有るではないですか。拝見。中学、高校生版だなぁ。
まあ、大学生版なんてないわな。
行った大学で就職先は狭まるから、職業選択は高校生だよね。」
「学校の先生は大変だぞ~~。私なら小中学校の教師は絶対やらない。
理由は、せんせいおしっこ~~。や、ちょっと顔かせ。は堪りませんので。」
「化学系のお仕事・・・。結構つぶしが聞きそうな感じだけど、
有機合成と言う事はお薬の関係も範疇に入るか・・・。」
「成績は割とよさげだけど、研究部門に行ける程優秀では無いと。」
「おっ!ここに書いてある製薬会社のプロパーとかMRとかいいんじゃないか?」
「こっちの線で行ってみるべか。」
所で私、寝なくてもいいのかな?ご飯も食べてないし、いいゃ、考えるのやめよ。
次話:◆就職~仕事~結婚~




