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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
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ロザリオ

ロザリオ-----------


さて、後は、ルビちゃんのペンダントを作ります。

最初に精霊石の抽出から行いますか。

「ラグジュ。手伝って。」


『はい、ララ様。ララ様ならこの石から一度に4つ、

 取り出す事が可能です。』


『まず、意思を両手の間に浮かせます。

 次に、意思を細かく分解するイメージで崩していって下さい。』

『んん?これは。いや、今は4つの精霊石を取り出します。』


『次に、4つの精霊の精霊を想い浮かべ、

 少しずつ、その成分どうし集まるように、念じながら

 全体をゆっくり回します。そうです、そうです。ゆっくり回します。』


回している石の成分の下に魔方陣が現れました。

『余った物は下の魔方陣の中に落ちる様にしてください。

 そうです。銀河が4っつ、同じもの同士集めながらゆっくり回っています。


余った物は中心から、さらさらと魔方陣の中に落ちます。』

『4つの銀河がそれぞれ、回転し、中心に収束していきます。

 その際にも不要な物は中心から魔方陣へ落ちていきます。


 純度を高めながら、それぞれの中心に集まり、ぎゅっと絡まります。

 ララ様の魔力をくわえて、もっと固めてください。

 もっと。もう少し、もう少し。はい、いいでしょう。』


4つの結晶がゆっくり、手の中に落ちていきます。

『ご苦労様です。』


「出来た?」赤、水色、黄色、白の小さな結晶がての平に乗って居ます。

『その結晶はこの皿の上に置いてください。』


何処から出したのか、中心に魔方陣の描かれた、小さなお皿が浮いてます。

結晶をその皿の上に置き、マジックポシェットに仕舞います。


『さて、ララ様、今回はこの石から出た土水火風の4つの精霊石以外はこの

 魔方陣に落としていただきました。

 しかし、この石の中にはまだ他にも精霊石が入っております。』


「あとは、光と闇か、だけど、そんな精霊も、

 石も聞いた事が無いけど。・・・」


『私も初めてです。でも、有ります。

 ララ様、取り出してみましょう。』

「出来るならやってみるけど、」


『では、残りの石の成分は全て、この魔方陣の中に閉じ込めて有ります。

 この中から石の成分をすべて取り出し、

 回転させるイメージをしてください。』


『はい、細かく成った石がすべて取り出され、回転しております。

 ここからはさっきと同じように。

 光と闇のイメージで取り出してください。』


『はい、回しながら、光と闇がまとまるイメージで2つの銀河が回転し、

 まとまるイメージで。ララ様の魔力が多めに必要です。

 ぎゅ、ぎゅと固めて行ってください。』


『頑張ってください、もっと固めてください。

 もっと、もっと。もう少し。はい、いいでしょう。』

「なにこれ、すごい疲れたけど。」


『ララ様。お待ちください、やはり少し不安定です。

 何かに閉じ込める事が出来たら。・・・』


『ララ様、ダイヤお持ちでしたね。

 そのダイヤを使いましょう。出してください。』


「え~。これはルビちゃんのペンダントに。・・・」

『大丈夫です。閉じ込めれば、ペンダントに、

 すべての魔法をはじき返すとんでもない防具に成ります。』


「わかった。」

『そのダイヤを2つの魔石の中心に浮かせて魔石からダイヤに光と魔、

 均等に入れていきます。バランスが崩れるとダイヤが壊れます。』


『光の魔力が少し足りない様です。ララ様の魔力を注いでください。』

「ぐぅ~。きつい」

『もう少し。はい、いいでしょう。』


ドタン。後ろに倒れました。

「はぁ、はぁ、これ、とんでもないよ、魔力ほとんど無く成った。」


『ララ様、見てください。ダイヤの中で太陰太極図の様に成ってます。

 すごい物が出来ました』

「ほんとだ、これでルビちゃんのロザリオを作ります。」


「チタン合金を十字にして中心にダイヤ、上に火下に水、左右に土と風。

 ロザリオの中で銀線を使い四方の宝石を中心のダイヤに繋ぐ。」


「中心のダイヤに4つの宝石を繋ぐ事で相克を防ぐ。

 チェーンもチタン合金ね。」


「出来た、シンプルだけど、強力な魔法具ね。」

「疲れた、寝ます。ぐぅ~」


次話:王都で仕入れ

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