食品雑貨屋さん
食品雑貨屋さん-------------
「さぁ、次、調味料店に行きますよ。」
「まずはお菓子の材料ね。 ケティ、牛乳、バター、小麦粉、砂糖、
卵は食糧品店でいいんだよね。」
『砂糖は此処で買った方がいいと思います。』
「ふぅ~ん。そんなんもんですか、カカオ豆も・・・。
有るけど高いなぁ。今回パスね。
あっ、有った。バニラビーンズ。なんでこんなに安いの?
店員さんに聞くと、誰も買う人が居ないそうです。
「倉庫にもあるそうでなので。全部買います。」
あとは、街に持って帰る胡椒。砂糖、塩は有ると、後は、何かないかな。
これは、ワカメの塩漬け。スープにいいわね。こっちの粉は?。
「店主、この粉はなぁに?」<これは、魚を干して、身を粉にしたものです。>
「出汁粉じゃない。安いわね。全部頂戴」
<倉庫にも在庫が有りますが、お持ちしてもよろしいですか。>
「勿論、いただくわ。でも、かび生えて無いでしょうね。」
<大丈夫です。魔法でかびが生えない様にしてあります。>
こうなると、味噌と醤油が欲しいわね。
「店主、味噌と醤油有ります?」
<はい、如何程ご入用ですか?>
「味と値段によるわね」
<当店に置いてあるのは、此方に成ります。>
味見をさせてくれたのですが、両方共熟成しきってます。
醤油は酸化が進んでいますね。
「醤油と味噌は生きているから、
マジックバックにでも入れて置かないと味が落ちるよ。」
「で、幾ら?」
<倉庫にもあるんですが、味が落ちるとは思いませんでした。
全部買って頂けるなら、格安にします。>
「どれくらいあるの?醤油と味噌、この樽で10個づつ有ります。」
1斗樽10個ずつですか。「いくらですか。」
<小金貨1枚で>
「これ、売れなかったでしょう。
今売らないと駄目に成りますよ。銀貨5枚なら買います。」
<仕方がありません、それでお願い致します。>
「はい、味噌と醤油で小金貨1枚。
今度仕入れる時は空気を遮断する魔法をかけると良いわよ。」
店主がびっくりしています。
「これに懲りずに、いい物を仕入れてください。また来ますね。」
<有難うございました。>
次話:プリン
☆¨*:♦.,☆¨*:♦., あとがき ☆¨*:♦.,☆¨*:♦.,
「」の形により、誰が発した言葉なのかをある程度特定出来る様にしました。
下記をご参考にしてください。
-------------------記------------------------
「」 :ルビ・ヴラド(ララ)
《》 :AIマスター
『』 :眷属/身内/アンドロイド
<> :人
() :心の声/念話・
〖〗 :人外/妖精/神
【】 :魔物/悪魔
〔〕 :魔法発動呪文




