膠(にかわ)
膠------------
「次は魔法薬のお店。?」
『この近くに、お茶の出来るお菓子屋さんが有りますが。』
「行きます!!」話が終わる前に即答です。
時間が中途半端な為か、お客は居ませんでした。
「クッキー専門店?」
ケティに御菓子を選んでもらって、椅子に座ります。
お茶(紅茶)は美味しいです。
「ねぇ、ケティ、お菓子屋さんっ、みんなこんな感じ?。
生クリームは無いの?」
『??、生クリームって何ぁに?』
無いみたいね。
「質問が悪かったわ、牛乳は有るわね、バターも有るわね?」
『もちろん有ります。』
「ゼラチンは?」
『??』
「ゼリーの材料、たべれる膠みたいな」
『??』
それも作るか。
「膠を作っている所、知ってる?」
『魔法薬のお店の近くに有りますよ。』
「後で行ってみましょう。」
『何が出来るんですか。』
「これらの材料を使うと、お菓子の革命がおこります。
太った女性が増えるのが難点ですが、」
『そのお菓子は女性の味方ですか、敵ですか。』
「断言できます。味方です。」
『きゃ~!!。ララ様最高』
お茶をして、一息ついたので、次のお店に向う事にします。
「さぁ、魔法薬のお店に行ってきましょう。」
『ララ様、最初に膠屋さんに行ってみません。』
御菓子に食いついて離れません。
「良いですよ。」
『では、行きましょう。』
足歩取りも軽くと言うやつですね。
お店の前に着くと、皮の素材屋さんですね。
色んな皮、毛皮が有って、バックや靴、防寒具を作るのに、
結構ためになります。
「こんにちは、膠が欲しいんだけど、種類はどんなのが有ります。?」
<どんなのが欲しいんだい。>
「色が薄くて、匂いが少ない奴」
<これかな、ウサギの革で作ったやつだ。>
「食べれます?」
<これを食うのか!?聞いた事ないが、元が革だ、
食えない事も無いが、石灰使ってるから、苦いんじゃないか。>
炭酸カルシウム、水酸化カルシウムだね、
分離できるから大丈夫だね。
「1Kg頂戴」
<ほら、腹下すなよ。>
「生成するから大丈夫だよ」
『ララ様、下痢するんですか?』
「大丈夫、錬金術で下痢の原因を分離するから。」
次話:魔法薬店




