チームサンチェス
チームサンチェス---------
ロバートと念話
(「ロバート、今どの辺?」)
(『今日中に王都に付きます。』)
(「こっちは、かまわないから居ない物と思って、話を進めて。」)
(「馬車は、御者が居なくなったから、持ち主なしですね。
貰ってしまいましょう。」)
(「もし、いいなら、チーノの御者服AIマスターに注文して、」)
死体の御者は服交換して盗賊一味の冒険者として渡す事にします。
(AIマスターマ、ジックポシェットに入って居る御者、冒険者服に交換して。
《承知致しました。》)
盗賊達の馬車は、やはり遅れてますね。馬使いますか。〔テレポート〕
「フラン、馬車止めて。」御者台のフランの横に出ると。
<はいぃ!>かなりびっくりしたようです。
街道の横に止まります。馬車の飼葉と水をしまって。
馬たちに水を飲ませます。桶をいっぱい出して。馬の前に並べます。
すごい勢いで飲みます。
荷台を見ると、ジミーと目が遭います。つぃっと目を反らすと。
<お願いします、お願いします、縄を解いてください。>
「あんた役に立たないから、フランと交換ね、当然あんた強盗ね。」
<ひぇっ!>と叫んで、荷台に尻もち、口パクパクしてます。
「私、言う事聞かない人嫌いよ。」駄目押しに成ったみたいです。
下を向いてぐふぐふ言ってます。あっ、泣いてんのかぃ。
「フラン、ちょっと来て」
フランが何だろうと言う顔をして、向かって来ます。少し離れた所で、
「フラン、あんた、サラマンダーから足洗う気有る?」
<洗うも何も、もう俺たち終わりでしょう。>
「あなたの運命は今の所、私の手の上。
あなたにやって欲しい事が有ります。」
「私専属のサンチェスを頭としたパーティを立ち上げます。
そこで、フランとスタンが副頭目をしてほしいのです。」
「他のメンバーはオーギ、オスト、ジャル、バルド、シュバ
シュバは拠点で料理や雑用を行います。
普段メンバーはダンジョン攻略、」
「但し、私の指示を優先させて頂きます。如何ですか?」
<犯罪奴隷にはしないと言う事ですか?>
「そうです。ただし、私の命令は絶対だと思ってください。」
<ここ数日あねさんを見ていて感じました。
この人は絶対部下を見捨てない人だと。
やらせてください、きっとお役に立って見せます>
「判りました。では、手はずを説明します。
ここを、戻ると、街が有ります。
明日、そこに戻って、サンチェスが来るまで逗留していてください。」
「宿の表に、この髪留めを付けておいてください。」
20cm位の赤い紐を渡します。
「後から逗留費用やなどが入ったマジックポーチを渡します。
メンバーはこれから呼んで、全員馬に乗ってもらいます。」
「あなたがリーダーで有る事は言いますので指示してください。
全てを説明する必要は有りません。」
「私から特別任務をもらった事にして、一緒に行動してもらう。
明日、私が指示したら、馬車から離れてる。」
「と言えば良いでしょう。」
「スタン、オーギ、オスト、ジャル、バルド、シュバこっちに来て、
ペースが遅いので、貴方達は馬に乗ってもらいます。」
「自分の馬を持ってきて。フランもジミーの縄を解いて、馬に乗って。」
「フランこっち来て。」何んだ?みたいな感じできます。
「貴方達に、特別指令を出します。詳細はフランに聞いてね。秘密だよ。」
スタンがメンバーに簡単な説明をして解散します。
馬の水をかたずけて。
「ジミー行くよ、シュッパーツ」
<はい~~~~。>すごい嬉しそうです。
蜘蛛の糸が切れなかったんですからネ。
(AIマスター8㎥位のマジックポーチ二つお願い。
《承知いたしました。》)
「フラン、私の馬の手綱を持って。
この馬は予備にします。連れて行ってください。
私は用事が有るので、離れます。」
「夕方には戻りますが、遅い時は野営の準備をしてください。」
サンチェスの所に行きます。〔テレポート〕
次話:サラマンダーの取り調べ




