サラマンダー解体
サラマンダー解体-------------
「これから、私とサンチェスは出かけます。
あなたたちは、王都に向ってください。
急ぐ必要は有りません。馬車には水と飼葉も載せます。」
「交代で歩いてください。
縄は掛けません。昼は干し肉と水で我慢して。
逃げたら、きつい罰を与えます。」
「ジミーはそのまま転がしておいてください。
フラン。あなたが御者ね」
「準備が整い次第出発してください。」
「サンチェス、行きましょう。」
「ロシナンテ」
「サンチェス、ロシナンテに乗って。」
「ん?。むさい男を載せるのは嫌だって?」
(「我慢しなさい、仕事です。」)
『ぶるる』「しょうがないと言う事ですか?。ま、いいでしょう」
「ロシナンテ、街の上空200m、それから、人気のない所に着地。」
「サンチェス、これから空を飛びます。
振り落とされたら死にますよ。しっかりつかまってください」
<あねさん、何言ってんです?>
「ロシナンテ、行きます〔テレポート〕」
<ぎィヤァーーー!!>
「着きました。」
<サンチェス、しっかりしなさい。>
サンチェス、茫然自失でした。
<おれ、漏らしてないよな。良かった。>『ぶひひぃーん』
「大丈夫だから、漏らしてないから、怒んないで。」
ロシナンテがすごい不満そうです。
「サンチェス、貴方はこれから、ギルド長と会って、
貴方の知り合いのジミーの家族がサラマンダーのさらわれた事、
此れから私が、オークを狩った領主のメイドが、
ジミーの家族を救出、サラマンダーを潰しに行くと言ってください。
応援に縄を持ってきてほしいと伝えてください。」
「私は、サラマンダーのアジトの近くに行ってます。」
「サンチェス、気合を入れてGOです。作戦開始。」
<うおぉ~~~!!。たぎるゼェーーー!!>
「さて、私も行きますか、証文回収しましょう。」
〔魔眼〕を発動させ、サラマンダーの事務所に正面から入っていきます。
事務室に入り、証文を全部出させて、サンチェスやフラン達のを仕舞います。
ジミーのは奥さん達が監禁されているので、残さなければ成りません。
「証文を私に渡した事は忘れなさい。」
事務所から出て、少し経つと、
サンチェスを先頭に5~6人が走ってきます。
では、「全員手を上げて出て来なさい。」
「全員、事務所の前に、並んで。」
「全員いるか確認します〔マーカー確認〕」全員いますね。
サンチェスが息を切らせて、到着です。ギルド長が目をむいてます。
「サンチェス、地下牢にジミーの奥さんと娘さん達が囚われています。
ギルド長と一緒に行って確認して出してあげて。」
「残りの人はこいつらを縛ってください。」
サンチェスとギルド長が奥さんと子供たちを連れて、出て来ました。
「ギルド長、ギルドや警備の詰め所に
これだけの人数入れておく所は有りますか?」
<ない。>きっぱり言います。
そんなにきっぱり自慢げに言う事では無いと思うが、
苦笑いして「ここを摂取して、警備本部にする事を提案します。」
<ギルド長は、いくら何でも、・・・>
「何か問題有りますか?領主さまには私が言ったとご報告下さい。
きっと了承してくれます。」
<分かった>「バレンと女は地下牢に別々に一時保管。
残りの物は二階の広間に後ろ手に縛って入れておいてください。」
「奥さんと子供たちは最初に簡単に取り調べてください、
私が預かります。」
「ここのサラマンダーのメンバーは、私に逆らわず、
恭順の意を示したので、殲滅しませんでした。配慮してください。」
「サラマンダーの皆さん、
サンチェスとギルド長には私の時と同じように今までの事、
包み隠さず、申し上げなさい。」
「一人、伝令をお願い致します。
ギルドの前にサンチェスが乗って来た馬、ロシナンテが居ます。
水と飼葉をあげてください。」
「女の人が居ますので、女性職員を一名寄こしてください。
人選は、ギルド長?」
<ああ、マリアンを寄こしてくれ。>
「ギルド長、ちょっと、」ギルド長を呼びます。
「女とバレンは話をしない様に見張ってください。
この二人は最初と最後に二回取り調べをしてください」
「この二人の尋問には、サンチェスと、
ギルド長二人が必ず立ち会ってください。」
「それから、これが証文です。
薬を飲ませてサインさせた様な所が有りますから、
違法な手段でこの様な証文をでっちあげた、と言う証拠にしてください。」
変な顔をしてこちらを見ます。何ですか?
ぼそりと<怖い人だ・・・>無視、無視です。
「では、奥さんと子供の尋問を始めてください。」
時間が有りそうなので、事務室の大金庫を見てみる事にしました。
(AIマスターこの金庫開く?ダイアル鍵が何回か回ると
《開きました》「ルパンも真っ青!」)
中を見てみると、なんと、
金貨が100枚位、宝石も多数。全部頂いておきます。
「金庫締めておきましょう」
他には、ロングソードが有りますね。抜いてみます。
「抜けば玉散る氷の刃」なんちって。
「良い物の様です。もらっておきます。
さて、こんなもんですか。あとはギルドにあげましょう。」
外に出て、伸びをしていると、
ギルド長が奥さんたちを連れてきました。
<この件は領主さまに話して良いのか?>
「もちろんです。私の事も話して結構です。
秘密にする訳にはいかないでしょう。」
<それから、この前、ギルドに来てもらった様だが、・・・>
「気にしないで、私の顔見て突然逃げ出したもんだから、
私もビックリして逃げ出したのよ。お互い様ね。」
次話:モリエール
☆¨*:♦.,☆¨*:♦., ララの魔法 ☆¨*:♦.,☆¨*:♦.,
一般的では無い魔法の発動をしている所を時々後書きで記入します。
〔ラ〕:ライトアローの無詠唱発動呪文
〔転〕:転移魔法ですが、腕の太さ程のショートカットホールを作ります。
これとライトアローを合わせる事で、間近で撃つと同じ事に成り、
100発100中に成ります。ホールは移動が可能、
〔転〕〔ラ〕〔ラ〕〔ラ〕:転送ホールを動かす事で100発100中の機関銃と成ります。




