熊父ちゃん
熊父ちゃん----------
西に10Kmだったわね。上空200mに〔テレポート〕
あった、、目立たない所に〔テレポート〕
「んと、クレオの実家は、ギルドの前を通り、
表通りから一本中に入った所の食堂だったわね。」
「ここね。準備中か。こんにちわー!、お屋敷のクレオのお使いで~す。」
『お~!クレオの使いだって?〉
やったぁ!定番!食堂の熊さん!!
「はい、一緒に働いているララと言います。これ、手紙。」
『クレオ元気でやっているか?』
「頑張ってますよー。」
『ん?肉持たせたって書いてあるが、何処だ?』
「何処に出しますか~?」
手を出したので、にゃりと笑って、クレオに見せたのより大きい奴を載せました。
『うわあ!!。ググググッ。』
さすが熊さん、こらえました。肉を落としません。
『むんん。』ドン!
テーブルの上に載せました。思わず拍手~!。
「すごい、力持ちですねぇ。さすが熊さんです。」
『馬鹿野郎、クレオが送ってくれた肉、落として溜まるか。
最後に何か気に成る事、言わなかったか?』
「いいえ、それでは失礼いたします。」
『待てぃ!ただ返す訳にいかねぇ。飯食ってけ。』
「一瞬ドキッとしましたよ。簀巻きにされるかと思いました。」
『てやんでぃ、夜鷹じゃあんめいし、そった事しねえよ。』
「おっ、おちゃん粋だねぇ。今どきゃ珍しいねぃ。」
『おめえ、幾つだ。』
「御年11に成りますぇ。旦那、何かうちの料理長と似てますねぇ」
『ん?お屋敷の料理長と言うとサンダースか、あいつの飯美味いだろう。』
「ご飯は最高です。料理長とおしり愛ですか?」
『ちげー!!!。あいつの尻なんざ愛していない。
うわ~気持ち悪く成って来た。』
「残念です。」
『お前が悔しがる事なんざ、1ミリも無い、微塵もない。
もう勘弁してくれ、息が切れる。』
「あははは、料理長とおんなじですね、楽しいです。」
『クレオが心配に成って来た。』
と、くま父ちゃんと遊んで居ると、奥から、
大きな声と一緒におかみさんが出て来ました。
『玄関先で大声出して、何やってんのさ、さっさと仕込みやんなさいよ!!』
(うわぁ~~かっこいい、雌くまさんだ~~~。)
『何だい、この子は、目ぇキラッキラさせて、こっち見てるよ。』
『この子はクレオの使いだそうだ、肉持って来た。ほれ、パトラの手紙だ。』
熊かあさん、ふむふむと読んで行くうちにポロリと涙をこぼしました。
あっ、優しい かあさんだ。
『肉って、これかい、BIgモアじゃないか、すごいもん持って来たねぇ』
『あんた、名前は』
「ララと言います。」
熊かあさんが嬉しそうに、
『絶対うちのご飯食べて行ってよ』
「はい、ごちそうに成ります」
「ちょっとギルドによって、買い物もしてきますね。一時間後に来ます。」
『おう、待ってるよ、行っといで』
「はーい、行ってきま-す。」
次話:ギルド




