◆佐伯拓海
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基本情報をインプット致します。と、頭の中に氏名、年齢や家族構成が入って来た。
「ああ、私は佐伯拓海と言うのか」
◆佐伯拓海---------------
「う~~ん、ここは何処だ?」
「窓の外、100m程向こうに自然林が広がっているなぁ」
「何か視界が変、
ああ、小さな子供の視界かぁ。手は自由に動かないか、見てるだけ・・・」
「うぉ!!。急に頭を振るな!。
自分で動かせないのに視界がぐるぐる変わる!。これ、酔うぞ!」
「自分で動きの制御が出来ないけど、動く事が前もって判れば、大丈夫だと思う。」
「この子の思考にアクセスできるかな・・・。おっ。何とかなりそう。ああ、ここだな。」
「ふぅ。この子の思考が流れ込んできた。これで楽になったな。
何考えてんだこいつ、(暇だ、遊びに行きたい)だとさ。餓鬼だな。餓鬼だし。」
「おっ。画面展開。小川で魚とり?。家の前で母ちゃんが呼んでるみたいだな。
家の周り、10件ほどの集落か。家のそばの小川か」
「おっ。画面展開。忙しいな。うわ、頭から水、いやお湯を掛けられた。風呂か。
えっ?こら、ちんちん引っ張るな。しょうね~なぁもう」
「おっ。またしても画面展開。あれ、犬の子抱いてる。
大きな傷は無い様だけどぐったりしているな。
母ちゃんに泣きながら何か言ってる。」
「車に撥ねられたらしい。どうやら交渉成立したらしい、なになに、元気に成ったら
山に返す約束??。山に帰す?犬じゃないのか?。ここで狐か」
「薬箱からなんか取り出して子狐に塗っているぞ。赤いな、赤チンかぁ。
あっばか、こぼしちゃった。狐真っ赤や。母ちゃんに怒られてら。
父ちゃん見たらビックリするぞぉ」マーキュロクロム液
「おっ。画面展開。子狐と遊んでいる。寝るときも一緒みたいだけど、
エキノコックス持ってないか~。この頃は無関心だったのか・・・。
「あっ。画面が早回しに成った。学校、中学校に行くんだな。ん?。
視界の端に狐が・・・。拓海は気が付いていないな」
次話:私は狐




