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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
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革鎧

革鎧-----------------


「姉さん、今日はルビ様に猫じゃらしの使い方を教えてあげて」

『そうね、昨日は何だか せわしなくて忘れていたね。』


「午前中はカラスのトリオとフランクの所に行ってる。」

『分ったわ。』


さて、行きますか。


(「フランク、トリオそっちに行くよ~」)

二羽の位置を確認して、〔テレポート〕

二羽の上空100m位の所にでて、地上10cmに〔テレポート〕


手を挙げると二羽が降りてきます。

(「問題無かった?不足している物は無かった?」)

(『お気遣いありがとうございます。ご主人様。問題ありません。』)


質問の答えはリーダーのフランクが答えますね。

(「水はどうしているの?」)

(『水場が有ると交代でにのみに行きます。』)


(「お前たち、水浴びも出来ていないね。」)〔クリーン〕〔クリーン〕

二羽が水に包まれて、あっという間にピカピカです。まさに黒光りですね。

AIマスター、カラスが水浴び出来るくらいのタライ 5つちょうだい。


直径50cm位あるタライですね。

タライを二個をマジックポシェットから出して、生活魔法で水を入れます。

(「これを使いなさい」)


(「それから、水を40L位と、お弁当、Bigモアの肉を

 マジックBOXに入れておきます。」)

(「今日はお前達に使って欲しい物が有るんだ。」)


そういって、魔力タンクの入った革鎧を二つ取り出した。

フランクとトリオの前に置きます。

(「これを装着する事で、良い事が沢山有ります」)


(「まず、一つ目は防御、矢は勿論、ワイバーンの爪も通りません。」)

(「二つ目はマジックBOX小が付いてます。お弁当位は入ります。」)

(「三つ目、これがメインです。魔力タンクが付いてます。」)


(「夜寝る時など、もう魔力を使わないと分かって居る時に、溜めておけます。」)

(「引き出す方法は、ここに付いてますプレートにくちばしで触れてください。

 この時、引き出しとか、戻れとか思いながら触れる事。」)


(「溜める時は、同じく触れて、溜めるとか貯金とか思ってください。

 これは他の者には使えません。」)


(「したがって、この革鎧は、個人専用に成ります。

 〔ライトアロー〕を沢山使う時に絶対必要に成ります。

 上手く使えばワイバーンも倒せるかもしれません。」)


(「まず、鎧に触れて、装着と念じ魔力を少し流して下さい。」)

鎧がふわっと浮いてトリオとフランクにかぶさります。

 背中はヒモがクロスして羽の動きに邪魔に成らない様に成りました。


(「後は、ちょっと飛んでみてください。

メイに試してもらっているから、問題無いと思うけど、確認して。」)

(『『はい』)


上昇、旋回、八の字飛行、急上昇から急降下、

引き起こしから大きく横旋回ループから急停止、

また上昇、自由落下から急停止。ゆっくり飛んで戻ってきました。


(『ご主人様、これはすごいです。重心移動など補佐してくれますから、

 飛行の切り替えが今までよりも楽に成ります。』)


(「ゆくゆくは、私の眷属に成った、カラス達全員に付けさせようと思ってます。

 なので、少しでもいい物を作りたい。」)


(「問題点などが有れば、遠慮なく言ってください。」)

(『『はい、判りました。』』)


(「次は、お前達に攻撃魔法を教えます。

 <ライトアロー>と言います。見ていてください。」)

近くに有った朽木に向って〔ライトアロー〕光の矢が吸い込まれました。


近寄って見ると小指の先ほどの小さな丸い穴が空いてます。貫通です。

(「攻撃魔法だから、当たり所が悪ければ死にますね。」)

二羽が驚いています。


(「二羽の魔力がどれくらいあるか、判らないから、

 どれ位の威力が出るか判らないけどね。」)


(「取りあえずやってみようか、口がいいかも、

 口の大きさで威力が合わるんじゃないかな」)


(「二羽とも、首の所に触れるよ、光の矢をイメージして、

 詠唱して!〔〔ライトアロー〕〕、カッ!」)


出ました、小さな光が朽木に吸い込まれました。

近寄ってみてみると、鉛筆位の穴が空いてます。


「いいわ、そんな感じ、今度は自分だけで出してみて。」

(『〔〔ライトアロー〕〕、カ!』)


同じ様な光が出て、木に穴をあけた様です。

見てみると、小指の先程の穴が空いている様です。


(「初めてでこれはすごいわね、練習すれば、狩につかえるよ。」)

(「これは光の魔法だから、魔物や闇に関係した者には威力がでるよ。」)


(「ただし、フランク、トリオ、お前達は力を得た、しかしこの力を、

 仲間を守る為や飢えた仲間の為に狩りをする時以外は使ってはいけません。」)


(「自分の力を誇示する為や、いたずらに人、動物に危害を加えた場合は。

 私が与えた能力の全てを失います。その様な事の無い様に、気を付けなさい。」)


(「次は、無詠唱の練習しようか、つまり。〔ライトアロー〕」は言わないで、

 カッ!だけで打てる様にするんだよ。」)

(『出来るんですか』)


(「出来るよ、見てて、ライトアローのイメージを強く持って、

 あそこに連続で打ちたいと思い、」)

〔ラ〕、〔ラ〕、〔ラ〕、〔ラ〕、〔ラ〕。


連続で光の矢が飛び、朽木を破壊しました。

フランクがまじまじと私を見ます。

(『・・・・』)


「二発ぐらい連続で出してみようか、さぁ、二羽一緒に

 〔〔カッ!〕〕〔〔カッ!〕〕」


(「ほら、出来た。魔法はイメージだから、

 見た事の有る物であれば再現しやすいんだよ」)


(「今は、威力はともかく、連続で出せた事が大切なんだよ。

 連続発射は魔力も使います。」)

(「この為の魔力タンクでもあるんだ」)


(「魔力を空にすると、次の日は、わずかだけど、魔力の総量が増えるんだよ。

 だから、二重、三重の意味で魔力タンクは有効なんだ。」)

(「練習して飛びながら連続発射出来る様に成ってね。」)


(「これを預けておきましょう。二羽とも、こっち来て。マジックポーション、

 魔力回復薬。 カラス達だと半分飲めば十分だからね。」)

(「一人3本ずつ預けるわ、必要な時は遠慮せず使ってね。」)


(「馬車の見張りだけど、これからは少し高い所から、周りに注意してちょうだい、

 きっと待ち伏せていると思うからね。

上空から鷲みたいなのに襲われたら、〔ライトアロー〕で攻撃して良いからね。」)


(「じゃあ頑張ってね。」「上空1000mに移動」)〔テレポート〕

「馬で集団で走っているはずだから、土煙くらい見えないかと思ったけど、

 あっ、あれですね。18人位居ますね。」


後方100m位に〔テレポート〕

「先頭が頭ですね。〔ムービング〕〔マーカー〕x18」

 全員にマーカーを付けました。


これで確認しやすけど、斥候が居たらまずいですね。

そんな時はカラス達を信じましょう。

取りあえず、上空からもう一度確認しましょう。 


「上空1000mに移動」〔テレポート〕

この集団の他は何も見えませんね。では、帰りましょう。



次話:料理長とお戯れ。


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