ボスの訓練
ボスの訓練----------
自室の戻って、ちゅーママに早めに各部屋への秘密の通路を作る様に指示。
厨房はまだ忙しいでしょうから、先に狼の所に向います。
昨日の岩陰を意識して。〔テレポート〕
居ました。みんなまだ寝てます。昨日よりも元気そうです。
「ボス、岩陰に来て。」
のっそり起き上がって、速足で此方に来ます。
私の前に来て、お座りをして
「ご主人さま、昨日の肉のおかげで、私たちは命を繋ぐことが出来ました。
ご恩威報いるため、生涯使えさせていただきます。」
改めて、誓いの言葉を受けました。私も傍によって、頭を撫でながら、
「私も、お前と永遠の友誼を結びましょう。」
顔は厳ついのに、何か可愛いよ、こいつ。思わず、首に抱き着いて、
「宜しくね」と言うと嬉しそうにしっぽを振ってます。
「さて、今日は基本能力の説明と、私の権能の一部を貸し与えます」
「基本能力だけど、私と同じ、不老、超再生、念話、感覚共有が与えられました。
つまり、年を取らない、けがはすぐ治るけど死ぬ事はある。
遠くに離れていても 眷属同士の会話が可能。
お前達が見た物を私もみる事が出来る。と言う事です。」
「此れから与える権能は攻撃魔法ライトアローとマジックBOXです。」
「まずはライトアローから、見ていてください。」
近くの立ち木に向って〔ライトアロー〕。
光の矢が指先から出て、板の吸い込まれました。
近寄って板を見ると小指の先ほどの小さな丸い穴が空いてます。
「攻撃魔法だから、当たり所が悪ければ死にますね。」
「ボスの魔力によって威力が変わるわ。」
「取りあえずやってみようか、口がいいかも、
口の大きさで威力が変わるんじゃないかな」
「目からも出しても良いね、子供や、獲物を加えている時は口から出せないし。」
「でも目から出すと一瞬視界が光で遮られるから、どっちも長短あるわね。」
「取りあえず、口でやってみて、目から出すのは後で練習してみて。」
「ボス、首に手を当てるわよ、光の矢をイメージして、
〔ライトアロー〕、」『ゴッ!』
出ました、親指位の光が木に当たり、吸い込まれた様です。
「いいわ、そんな感じ、今度は一人で出してみて。」
〔ライトアロー〕、『ゴッ!』
「いい感じね、少し絞って出すようにしたら貫通力が上がるわ、
練習してね、威力が上がるから。狩りに便利よ」
「もう一つ、2m四方、8㎥のマジックBOXを貸しましょう。」
「マジックBOXボスの使い方、いい?首に触れるわよ、
マジックBOXボスOPENって私と声をそろえて言ってね。
行くよ1.2の3〔マジックBOXボスOPEN〕」
今度は、マジックBOXボスCLOSEよ、はい、1.2の3
〔マジックBOXボスCLOSE〕これで出来たはず。やってみて、」
〔マジックBOXボスOPEN〕
「入り口が見えるでしょ、マジックBOXボスCLOSEっていえば閉じるよ」
〔マジックBOXボスOPEN〕この中に、狩りをした時の獲物が入るんだよ。」
「このマジックBOXの中に入った物は腐らないから何年でもおいしいまま。
ただし、生きた物は入らない。」
「だすときは出したい物を想い浮かべて足を入れれば取り出せるわ」
「これで、みんなを養うのに便利に成るでしょう。」
ボスが感動して、泣いてます。これで生き残れる。と言っている様です。
「貴方達全員を私の眷属と致します。一緒に、みんなの所に行きましょう。」
次話:狼の名付け




