奥様に報告
奥様に報告-----------------------
「ルル、どんな感じ?」
『奥様とルビ様が遊んでいるわ』
「ご飯はそこから行くのかな?今日これからの話をしている?」
『ルビ様は、ご飯を食べて、一緒にお風呂に入って一緒に寝た~い
と言ってますが。お風呂までは良いようですが、寝るのは返事をしてません。』
「判った、晩御飯呼びに来る前に、そちらに行きます。」
厨房に食事の時間を聞きに行くと、『いつもと同じだよ~。』と言う返事、
後30分かな、うん此処とは仲良く出来そう。
おかあさんの部屋に行く途中でユリに有ったので、
「今日ルビ様は奥様とお風呂に入るそうですので、宜しくお願い致します」
と言うと、びっくりして飛んで行きました。
今夜もやるつもりでしたか。では、しっかり後を付けます。
ルビちゃんの着替えは何処でしょうねぇ。
ユリが後ろも見ないで部屋に突入します。
少しすると着替えを掴んで飛び出します。
ああ、あそこですか。
それでは私は奥様の部屋に行きます。
ノックをするとパトラが出ました。
「宜しいでしょうか」と聞くと、ドアを広く開け、入る様促されました。
失礼しますと断って入室します。
奥様が『お帰り、何をしていたの?』と聞かれたので、
お屋敷の警備の為、眷属を増やしておりました。
驚いた顔をして『本当に、貴方は飽きないわね。で、今度は何?』
「カラスです。空からの警備が手薄でしたので、
群れを丸ごと手に入れました。
幸い、頭の良い個体が頭をやっておりましたので、助かりました。」
『それで、貴方は何を差し出したの?。眷属を増やす時は代償が必要と聞いたわ』
「お詳しいですね。今回の場合は食事です。時々狩りをすることに成ります。
たまに、半日ほど開ける事が有りますので、ご容赦ください」
『そんな、短時間で、獲物を狩る事が出来るのですか?』
「私の場合は〔テレポート〕が有りますから、効率よく狩る事が出来ます。
偵察用にカラスも使えますので、」
『弱い動物ばかりではないでしょうに、ねぇ、パトラ、どう思う?』
『私は狩りには向きませんので。』
『しかたがないわねぇ、でもララが普通でない事は分ったわ。』
と言っているとノック、食事の用意が出来た様です。
念話で「ルル、戻って食事して休んでていいわよ。ご苦労様。」
『少し疲れたわ、ありがと、でも楽しかったわよ。』
次話:食後・・・




