『俺はトンデモない失敗作だよ、の結末』・・・『詩の群れ』から
『俺はトンデモない失敗作だよ、の結末』・・・『詩の群れ』から
㈠
ただ、空を見上げていたんだ、矛盾と共に過ぎた時間をね、だろうだ。
そうか、それは、トンデモない失敗作を感じさせるな、だろうだ。
だろう、俺は、自分が、失敗作だと気付くのに、遅すぎたんだ。
だろ、遅れてしまった、と言う言葉に、俺もお前も、酷似しているさ、だろうだ。
㈡
しかしどうだ、ボランティアでも、初めて見れば。
そうなんだ、まさに、俺もそのことを考えていた、失敗作の、最後のあがきだよ。
誰も見ていない場所で、ボランティアをしようと、しているんだろ、だろうだ。
誰か見ていると、恥ずかしいからね、まるで、偽ボランティアみたいには、成りたくないからね。
㈢
俺はトンデモない失敗作だよ、の結末、それは、ボランティアに酷似している。
だろうだろうだ、ゴッドまで見ていない場所で、ひっそりと暮らしながら、ボランティアの決意さ、だろうだ。