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最終家畜教師  作者: 砂糖 潮
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4月

4月


「皆さん、はじめまして。今日から皆さんの担任になりました。よろしくお願いします。」


小さな頭が「よろしくお願いします」反応して控えめに前に倒れる。なるほど、今頭が動いた子は港南小の子供たちかな。あそこは6年の担任が厳しいからな。鍛えられてきたらしい。

試すようにじっと私を見つめてくる連中もまあまあ見込みあるな。面白い。

うちの1年2組はこれが大半かな。まあ、こんなもんだろう。


「さて、今から入学式があります。説明をしますから、よく聞いてください。」


生徒たちの緊張が伝わる中、私は淡々と話を進める。多くの教員は明るく振る舞うが、私は業務であるかの如く話を進める。

私は見てくれが気弱だ。線は細く、かろうじて二重の目はいつも眠そうだと言われる。(まあ眠い時もあるが)歩き方はだらしなくかかとの音をたてながら歩く。

なら、その見てくれから直せば良いものだが、生徒に舐められないために私が変わるというのは些か納得がいかない。

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