試験.2
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(Magic Assist System・魔法補助媒体)魔補体は魔人の念波と魔力を吸収し、世界に放つまでの行程を担当する科学技術の結晶だ。主に刀剣や小銃のタイプが一般的で、魔法使にとっては必須の物になっている。
試験生も刀剣型魔補体を取り出し、先生の呼び出した精霊に攻撃を始める。へぇ~あの剣って、、、
「あの剣って、立花家の紋章はいってね、、、」
「「本当だ、、、」」
「金持ちだね」
魔補体作製師のなかでも、断トツ人気の立花家。ちなみに俺のも立花家のを使っている。
魔補体は速さと、正確性が大事なのだ。立花の魔補体は最高レベルといっていいだろう。
試験生も魔補体を片手に突っ込む。でも身体能力強化魔法を使わないとあの精霊には勝つのは難しいだろう。
あの精霊、俺にとっては雑魚同然だがあの試験生にとっては充分強いと思われる。
試験生は魔力を活性化させ、魔法を発動。
”魔法剣” 火炎武剣
「「おぉ!!」」
まわりの人から歓声が聞こえる。
剣に炎をまとわせ、一歩踏み込む。そこからでは精霊に攻撃は届かない。
そんなことは試験生も分っている。それを踏まえての一歩だろう。
精霊も黙って見ているわけではない。
”元素魔法” 火 炎火の叫び
精霊の手から高温の炎が放たれた。
精霊等の人外種は皆、魔補体を使わない。そのため、魔法の発動が圧倒的に速い。
試験生は剣を振り、精霊の攻撃を消す。そこから一気に精霊の元まで駆け、精霊が反応する前に剣に魔力を纏わせてから振る。精霊はあっけなく散った。
「終了!」
「「おぉ!!!!!」」
へぇ~肉体だけであの速さか、、、速いな、、、
試験を受けた人は他の試験生の歓声を受けなら、もとの場所に戻った。