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「第15話 出会い!モフモフモンスター」

リリィが森の奥へ駆けていってから、すでに一時間が経っていた。

焚き火の火はちょうどいい具合に落ち着き、香ばしい匂いが漂っている。


「……戻ってこないわね、リリィちゃん」

「食材集めが、狩り大会に変わってるのかも」


他愛もない会話を交わしながら、アリシアは魔具の鍋やフライパンを取り出した。


「戻ってきたらすぐ調理できるようにして待ちましょうか」

「そうね。リリィが帰ってきた瞬間、“腹減った〜!”って叫ぶ未来が見えるわ」

「容易に想像できますね」


そんなやりとりの最中――森の奥からドタドタと足音が響いた。


「ただいまーっ! 見て見て! すっごいの捕まえた!!」

「……まさか、変なの持ってきたんじゃないでしょうね? それに、ちゃんと食材集めた?」

「お姉ちゃんに変な物を食べさせたら許しませんからね」

「いや、もしかしたらレアな食材かも――って、あれ?」


リリィは謎のモフモフした何かを抱えていた。

次の瞬間、その毛玉のような生き物がふわりと飛び出す。


「うわっ!? 生きてるじゃんそれ!」

「あら、かわいい」

「ちょっとアリシア!? そんなこと言ってないで捕まえて!」

「ご、ごめんなさい――水晶泡ウォーター・バブル!」


青い泡が現れ、モンスターを包み込む。

泡の中でふわりと浮かび、やがて弾けた。


「捕まえた。……モフモフでかわいい」


アリシアが微笑む横で、リオナは呆れ半分にため息をつく。


「リリィ、説明してくれる? あと、これ以外に食材もちゃんと集めたのよね?」

「もちろんだゾ! あとこれは、かわいいから拾ってきた!」

「いやいや、かわいい見た目でも凶暴なモンスターはいるんだから気をつけて。ほら、いかにも怪しいでしょ」


リオナはモンスターを見つめた――


(か、可愛すぎる。なにこのモフモフボディ……触りたい)


「頼むリオナ! こいつと一緒に冒険しちゃダメ?」

「で、でも……」

「倒さなくていいんじゃないかしら? かわいいし、きっと無害よ」

(アリシアって、かわいいもの見ると急にクールさ消えるのね)

「そうですね。エリナも今回だけはロリハンマーの意見に賛成です」


「わかったわかった。一緒に連れて行きましょう。ただし、何かあったらすぐ倒すわよ」

「やったー! ありがとうリオナ!」

「よかったね、リリィちゃん」

「うん!」


「じゃあ、ご飯にしましょうか」

「お姉ちゃんの手料理!」

「はいはい分かったから。――リリィ、ちゃんと採ってきた食材を見せて」

「おう、これだゾ!」


リリィは得意げにフロストボックスを開いた。


「どれどれ〜……って、ポイズンモンスター混じってるじゃない! 今度からリリィ以外に狩りを任せよう」

「そんな〜!」


こうした小さな騒動を挟みつつ、リオナたちは食事を終え、

新たな目的地――リーフレイクを目指して歩き出した。

この物語は百合オタクの自分が趣味で書いてます。自分用ですが、読んでくれる人がいれば嬉しいです。投稿頻度は不定期です。

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