地獄の始まり
あれから何時間」が経っただろうか
痛みで目覚めては めった刺しにされて気を失う
痛みで目覚めては めった刺しにされて気を失う
痛みで目覚めては めった刺しにされて気を失う
痛みでめざめて ファリスが泣きながら誤っているのが見えてから めった刺しにされて気を失う
痛みで………
痛みで……
……
……
水を浴びせられて起こされた俺は
ゆっくりと目を開けた
目の前には 40くらいの男が座りながら酒を飲んでいた
『お前が不死身人間か』
男はゆっくりと歩いてきて
『俺は月の狼のボスをしている リト・ダグラスっていうんだ よろしくな』
そう言うと俺を見つめていた
『挨拶をされたら挨拶し返せ!!』
そういうとでかいハンマーで俺の腹を潰した
大量の血があふれ出た
俺はゆっくりと言う
『俺の 名 前は ケア……』
血を吐きながら言った
『そうかそうか ケアって言うのか』
男は満足そうに微笑んだ
『俺は男には興味が無いがお前は別だ 俺の下で働かないか?』
こいつは何を言っているんだ?
『お前のスキルは実に素晴らしい
俺のスキルはただの筋力アップだけ な?笑えるだろ?』
そう言われても 頭が働かない
『笑えるよな!?』
そういうと またハンマーで腹を潰しに来た
俺は全力で笑おうとした
すると
『笑ってんじゃねー不死身!!』
そういうとまたハンマーで腹を潰した
理不尽だ……くそ
男は笑っていた
周りの人間も笑っていた
『でも 俺の下で働けっていう話は本当だ 返事は明日また聞く それまでにいい返事を期待してるぜ』
そういうと笑いながら部屋から出て行った
そして俺はまた 気を失った
目が覚めた
何時間がたっただろうか
もしかして もう次の日になってしまったのだろうか
俺は不死身をチートだと思っていたが
これは地獄だ……
土の中にいた時を思い出す
あー 俺は馬鹿だ
不死身に頼りすぎていた
くそ
さて これからどうしようか
見張りは1人
あいつが戻ってくる前になんとかしなくちゃな……
でもどうすることも出来ない
まー いっか
痛みに耐えてれば あいつも飽きるだろ
耐えてれば助かる
そう思っていたが ふとファリスを思い出す
あの子元気にしてるかな……
……
いや……一緒に捕まっちゃったじゃん
何を思っているんだ俺は
そこで俺は正気に戻り 焦りだす
ファイルが危ない
考えろ
考えるんだ
そして体から何かが込み上げているのがわかり
大量の血を吐いた
見張りがこちらに気づきビビっている
席を何度かして俺は言う
『そこの見張りの人 暇だし何か話さないか?』
見張りは無言である
動く気配が無い
『多分俺はこのまま何十年も何百年も拘束されるだろう しかし俺は1つ心残りがあるんだ』
見張りは無言である
『俺 実はめっちゃ高そうな魔石を拾った事があるんだよね』
見張りはピクっと動いたようにも見えたが 無言である
『でも値段がわからないからエーデルで確かめようと思っていたけど この有様さ』
見張りはクスっと笑った
『嘘をついても無駄だ 持ち物はすべてこちらで預かった
貴様は魔石すら持っていない』
やっと反応したか
『俺って不死身じゃん 右の手首と左の手首の中に隠してあるんだ
しかしこのまま拷問が続けばいすれバレると思う
俺はあいつに魔石をやるくらいならお前みたいな下っ端にくれてやった方が気分が良い』
見張りは戸惑って考え出した
『価値があるのかは俺にもわからない とりあえず手首の中だけ確認して見ないか?
俺はこの通り動けない 価値が無いとわかったら戻すだけで良い
いつボスが戻ってくるのかは知らないけど それはお前だけが知っていて今の現状損はない話だと思うんだが』
見張りはゆっくりとこちらに向かってくる
『ボスは まだまだ戻らないだろう 商品の品定めをしていると思うしな』
見張りは小さなナイフを取り手首に刺した
激痛が走ったが思いっきり手首を回し右手が落ちた
『おい!何をやっているんだ お前は』
次の瞬間再生した右手で相手の右手をつかみ そのままナイフを相手の腹に刺した
見張りは倒れてナイフも確保
奪ったナイフで他の三か所を切断
何度も痛みを味わったせいか 感覚が鈍っているように感じた
拘束から解放されて
見張りの服を奪った
さて 反撃を開始しようか