俺の必殺技
ギルドに向かいカミーノと言う人物について聞いてみた
彼はランクCの冒険者だったそうだが
ゴブリンの討伐に行ってから 行方不明との事だった
もう2年も帰っていないようで
ギルドでも 死亡したという認識をしているようだった
『そんな………』
ファリスは絶句していた
『じゃあ あのおばあさんは……』
俺は予想 出来ていた
おばあさん的には 現実逃避したかったのだろう
息子の死
生活の困難
様々なストレスが 認知症を進行させてしまい
そして 今の状態になってしまったのだろう
『とりあえず彼が最後に行ったであろうゴブリン討伐に行ってみようか』
ゴブリン……
これも 某アニメの知識しかないが
最弱モンスターという分類ではあるが
集団で行動し
冒険者から武器を奪い
卑劣で残酷な モンスター
なめてかかると 痛い目をみるっていう認識だ
受付の人から場所を聞き
その現場を聞いた
どうやら 最初に行ったカリポー村の周辺に
大量のゴブリンが集まった集落が出来ていたようだった
5年前 ゴブリン討伐の依頼が多かったのを思い出し
それが1つにまとまったのだろうと思った
ここか
洞窟の前には 複数のゴブリンがいて
ゲラゲラ笑っていたように思えた
さてどうやって攻めようか
そう考えていると
ギャー ギャー
とゴブリンの叫び声が
どうやらファリスのスキルでナイフをゴブリンに刺していたようだった
『こんなの余裕よ さっさと終わらせちゃいましょ』
『流石だな~……強すぎるだろ そのスキル』
誇らしげな顔をしていた
とは言え 敵との距離感の把握
これは簡単そうで非常に難しい
目の前にある者が何メートルで何センチ先にあるのか
それを正確にわかっていなければ ナイフを当てるどころか 味方に当たる可能性もある
これはファリスの才能も組み合わさってチート並みの力になっていると思った
洞窟も中に入ると 次から次へとゴブリンが出てきたが
ばっさばっさとなぎ倒していった
洞窟を進んで行くと少し上り坂になっている道にまできた
『さすがに多いわね』
ファリスは少し息が上がっていた
『ちょっと試したい技があるんだけど良いかな?
ファリスは後ろで少し休んでて』
そう言って 俺はファリスの前に出た
そして俺は左腕を切り落とした
『ちょ!何やってるの!?』
心配そうに見るファリスを見て
ごめん としか思えなかった
俺の能力は不死身
これを生かせる技を 色々考えてみたが
こういう事しか思いつかなかったんだ……
と 内心泣いた
切り落とした腕を 洞窟の奥に投げ込み
そして消滅させた
紫の蒸気が奥の方で広がった
睡眠ガスである
毒 麻痺 眠り
状態異常系薬を腕に仕込んでおけば
様々なガスを出せる事がわかっていた
前回俺が眠らされた事があったが
あれはどうやら口から摂取してしまうと効果がでるのだが
腕に仕込む程度では俺自身には効果が無い事がわかった
まー1回しか使えないのが残念ポイントなんだけどね……
あとグロイ……
10分後
進むと大量のゴブリンが寝ていた
寝ているゴブリンの口を押えてゆっくりと首を切る
更に奥に進むと
1匹だけ身なりが立派なゴブリンがいた
おそらく こいつがボスなのだろう
『じゃあ終わらせましょうか』
そういうとファリスはナイフを投げたが当たらなかった
『あれ?なんで?』
どうやら疲れが溜まってきたのであろう
『大丈夫 ファリスは少し休んでて』
俺は前にでた
リトとの戦いで
俺にはタイマンでの戦闘が弱いと知った
いくら不死身でも フィジカルで負けていたら良いサンドバックにしかならない
そこで編み出したのが次の技だ
次郎さんとの修行では魔法の滴定は無かったと思っていた
でも実際は炎の魔法適性事態はあった
ただ放出が出来なかった
次郎さんの場合は触れていれば魔法で攻撃出来たが
俺にはそれすら出来なかった
では どうするのかと言うと
右手に炎エネルギーをチャージ
赤く光りだす拳
そして思いっきりゴブリンを殴った
すると大きな爆発と同時にゴブリンは吹っ飛んだ
俺の腕も吹っ飛んだ
名付けて 自爆パンチだ




