アジトは迷路
ファリスと合流した
装備の確保と女性15人の救出は出来た
しかしファリスはともかく 女性達は体力が弱っている
さっさと脱出したいところだが ここはどこなんだ?
広すぎる……
地下だとは思うが分かれ道が多すぎて まるで迷路だ……
ヒントはポイントT……
つまりアルファベットで考えたら ABCとか全部あるって事か?
だとしたら笑えるレベルで広すぎる
『さて こっからどうしようか』
『私のスキルなら脱出できると思う 私のスキルは10キロ圏内までのワープだから』
それは嬉しい情報だ
『じゃあ今すぐにでも ワープを使って逃げよう』
安堵と嬉しさが込み上げてきたが
『それがちょっと難しいんだよね』
申し訳な無さそうに言った
『このワープは最大2名ずつしかできない まーこれは私の頑張り次第で何とかなるんだけど
問題はここがどこなのかって事 ワープ先が中途半端な空中 もしくは土の中だった場合即死ね 場所の把握が出来ないと難しいのよね』
なるほど 確かに危険だ
『あと仮にワープが出来たとしても同じ場所に戻るって言うのは この細い空間だと針の糸通し並みに難しい』
つまり広い空間で地上までの距離を把握できれば脱出可能ってことか……
もしくはリトを倒して出口を探す
しかしリトには残党兵と一緒に待ち構えている
これの突破も難しそうだ
考えていると猛スピードでこちらに向かって来ている足音が聞こえてきた
この足音は……聞き飽きているほど聞いた記憶が……
しかしこんなところに魔物がいるとは……
そして目の前には狼が現れた
『また狼かよ!?』
ケアは女性たちの前に立ち
ナイフで首を刺しながら肩をかじられた
『なんでこんなところに狼が?』
すると次々と狼が現れた
このまま大量に襲われたらまずいと思いファリスには女性たちと
下がってもらい 俺は1ずつ倒していった
何匹か倒しながら進んでいると
同じ方向から向かって来ているとわかった
まさかこれはリトがやってることなのか?
……
俺は考えた
(人前で切り札を教えるのは素人)
(俺のスキルは肉体強化だ)
(ゾンビを人間に変える)
………
もしかして リトの本当のスキルって……
俺は狼を殺しながら狼が向かってくる方向へと歩いて行った
そして広い空間に出て そこにはリトがいた
『やっと来たかよ 不死身野郎』
リトは2人のメンバーの首を掴んでいた
『ボ、ボス ケアが来ましたぜ これ以上は狼を使う意味は無いと思いますが……』
『あ?』
するとリトの手から光が出てきてメンバーを狼に変化をさせた
『使えんゴミは少しでも有効的に使わなきゃもったいないだろ』
笑いながら言った
呆れた言った
『お前は部下を大事にしないんだな』
『この世界の奴らは馬鹿ばっかりだと思ってる 俺は第二の人生を存分に暴れて楽しむって決めたのさ』
第二の人生?
もしかして こいつも転生者なのか?
『正直不死身のスキルなんて言うチートまであるとはな びっくりしたぜ
でもそれと同時に試したくなった
俺は人間を狼に変えるスキルを手に入れた
じゃあ人間であるお前に俺の能力をかければどうなるんだろうな~』
リトは笑っていた
そして俺はビビってしまった
確かに不死身はチートだが狼に変えられたら……
いきなり恐怖が込み上げてきた……
『さて始めようか 不死身が勝つか 狼が勝つか』




