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残酷……

晴翔は母の無事を確認しに行くのだが…………

生きている人を見つける。

それを目的として僕は町を歩き回った。

モンスターはゴブリンやスモールウルフなどの僕だけで倒せるようなものにしか会わない。

まぁここ田舎だからしょうがないか。

僕が住んでいるところは兵庫県の内陸部。

海辺のもう少し栄えているところへ向かおうと思う。

「それでいいですか?」

『もちろんだ!もっと強いやつと戦いたい!』

でも電車も車も使えない。道はガタガタなので自転車も乗れない。

はぁー、歩きで行くか。

そこでふと思い出す。

母さんの存在を。

色んなことがありすぎて考えてなかったけど母さんは大丈夫なのかな。

「ブレイブさん、海辺の方へ行く前に家に戻っていいですか?」

『ああ、いいぞ!母親との再会だな!』

「はい。」

そう言って家の方へ向かった。

「どこもボロボロだな。」

家までの道のりではたくさんの死体と崩壊した家があった。

そんな事を考えてる場合じゃない!

早く母さんの元へ。

僕は家の前まで全力で駆け抜けた……が、

僕が家に着くと、

「か、ぁさん……」

そこではたった1人の母親が、いつもそばにいてくれたたった1人の家族がモンスターに食べられていた……


母さんは僕を産んですぐに金遣いが荒い父と離婚した。

16年間女で一つでここまで育ててくれた。

みんなは僕を虐めるが、母さんだけはいつもそばにいてくれた。

僕の唯一心を許せる相手だった。

愛していた。

母さんの笑顔は守りたいと思った。

でも、それなのに!

今目の前にいる母親は四肢をもぎ取られていて、死んでいるにもかかわらずとても苦しそうな顔をしている。

「お前か……母さんを殺ったのは……」

怒り狂う訳でもなく、冷静さを忘れることもない。

今の僕の中にはただただ冷たい何かが流れ込んでくる。

「がうぅぅ?」

僕の声に反応したのかモンスターがこっちを見る。

そいつはでかい豚のような見た目で汚ったない目で僕の方を見てくる。

「殺してやる……」 

『やめろ!晴翔!逃げるんだ。こいつは今のお前では勝てない。』

なんか遠くで声が聞こえる気がする、けどどうでもいいや。

『おい晴翔!こいつはオークエリートだ。今までのモンスターとは格が違う!お前も死ぬぞ。』

こいつが、この豚が母さんを殺したのか。

あぁ、神様、なんでだよ。

僕は今まで何も与えられてこなかった。いじめにあい暴力を振るわれ、そんな俺から唯一の家族まで奪うのかよ。

「前蹴り。」

「ふごぉぉ!?」

「裏回し蹴り。」

「がぅぅ。」

『おい、全然聞いてないぞ!攻撃がくるから避けろ!』

「遅い。」

全てがスローモーションに見える。今まで戦ってきたゴブリン達よりも遅いな。

『お前、なんで避けれた?って俺の声届いてないな。』

それからも避けては攻撃を繰り返した。

「跳び蹴り。」

相手の動きが、この世の全てが遅い。

よし、あと一発だな。

「太極拳。」

「うがぁぁぉぉ……」

オークエリートを倒した。

そして自分が我を失っていた事に気がつく。

「あれ、僕倒し……あぁ、母さん。」

母はもうぐちゃぐちゃで原型を止めたいなかったが、近くの公園に埋葬した。

『おい晴翔。もうあんなむちゃな戦いはするな。』

「えっ、あいつ弱かったですよ。動き遅かったし。」

『いや、俺が見てた感じだと今までのモンスターの数倍は速かった。多分お前の限界突破が怒りによって引き上げられたんだろうな。』

「確かに。あの時は世界の全てが遅く見えました。今は今まで通りですけど。」

(レベルが15になりました。スキルポイントが600与えられます。合計ポイント700。)

スキルや職業は色々選択肢が増えていた。

何にしよう。

『武術のレベルを3にしよう。500ポイントでできるはずだ。』

「えー、魔法使いたい……」

『魔法は魔力回路が無いと使えない。魔力回路はまぁいつかお前の体にも刻み込まれるだろうから我慢しろ。』

「はぁーい。」

僕はそう言って武術を3にした。

(スキル武術がレベル3になりました。身体、動体視力、防御力、スタミナの能力を向上します。体の器を変えるために身体変形します。)

おー、色々上がった……って身体変形って何?!

そんな疑問を抱いた次の瞬間俺の意識は遠のいていった。

『おーい、晴翔おきろー!』

「うわぁぁ。」

ってなんか背が伸びた。

それに筋肉バキバキになってる。

赤髪はそのままだ。

俺の身長は180を優に超えてヒョロガリだった体型も筋肉質になっていた。

『武術3の負荷に体がついていけなかったんだろう。』

そんなこんなで俺はまた強くなりかっこよくなった。

「よーし、切り替えて、今度こそ海辺へ行こう!」

『そうしよう!』

僕たちは再び海の方へ、生きている人がいる方へ向かう事にした。

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