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ためらい

作者: 武田道子
掲載日:2017/04/02

ためらい


真夜中に

ぼわーん、ぼわーんと

青白色の光りが点滅した


手を伸ばし

冷たく震えるケイタイを

手の中に握りしめると

わたしの心臓が同じように震える


指と指の隙間から

青白色の光りが

虫かごの中の捕まえられた蛍の放つ光のように

浮き上がっては消え、消えては浮き上がる


青白色の光りを

しっかりと握りしめて

出ようか、出まいか

心は焦る


手の中で

震動が止まる

青白色の光りは闇の中に

すーっと消えて行った

ケイタイは死んでしまったように

硬く冷たくわたしの手の中に重い



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