日本帝国について
こちらはヒノモトノタビ〜終末開拓記〜
の第1話から抜粋しております。
世界中に核の雨を降らせた最終戦争。
その後日本は突然変異した生物「獣蟲」が闊歩するようになってしまった。
そんな世でも人々は村を、町を作る。大小様々な共同体は国家と成り、そして乱立する混沌の時代を迎えた。
そんな中、「高祖日本国の継承国」を宣言する国家が誕生した。
それは東京駅を首都とする【日本帝国】である。
日本帝国は積極的な拡張主義の下その版図を拡げ続け、いまや東京、埼玉南部及び神奈川北部を支配下に置いている。
元々小さな地下都市国家だったが、東京メトロ全駅を掌握したことにより力をつけたのだ。
このように高い軍事力・工業力を背景に、他勢力の取込や戦争による征服を行ってきた。
しかし、地上での支配を固めるには、新たな居住地を設定する必要があった。
そのため編成されたのが「開拓者」そして「入植者」である。
偵察隊や流れ人から、居住出来そうな場所の情報を受け、
「開拓者」が確認、最低限の居住性を作りつつ「入植者」を要請するのが一般的な手法である。
以下 日本帝国についてさらなる説明
「大国」を意識し、日本帝国は様々な制定を行なった。
・通貨
空気が汚染されている東京では、地上に安全で健康(地下と同程度に)な拠点を置くのは難しい。
日本帝国が東京に置く数少ない拠点の1つに、東池袋の造幣局がある。
ここで製造される「銅貨」が現在の日本帝国の通貨である。
1.10.100.円玉と1,000円棒が製造されている。
・簡易式銃シリーズ
パイプや鉄くず等、木などをネジや針金等を使って小銃や拳銃などに近いものに仕立て上げるのだ。
技術の損失により、過去の遺物である64式小銃や89式小銃のように同一の材料、規格で製造するのが難しく、せいぜい修理程度しか出来なくなった。
そのため日本帝国では、新たに製造する銃はおおよその構造を示すのみで、構成部品はその場に任せるというスタンスが考案された。
シリーズとしては、
簡易騎銃○型
簡易小銃○型
簡易回転式拳銃○型などがある。
・元首
神道を国教とする日本帝国では、「神皇」と呼ばれる存在が国家元首及び教皇を担っている。
・暦
日本帝国では、首都を「東京駅」と定めた年を『神歴0年』とした。
歴や簡易式銃は周辺国にまで浸透している。
以下年表
神歴0年 首都を「東京駅」と定める
8年 東京メトロ全駅掌握
13年 皇居奪還
15年 地上拠点『東池袋造幣局』を確保。銅貨「円」を制定
21年 神奈川北部へ進出。新たな地上拠点を設定。他の勢力を取込む
24年 「南武蔵国(埼玉南部)」へ侵攻。平定さる
28年 西に隣接する「甲斐国(山梨)」へ侵攻(西方平定)。結果敗退。