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V・W・G ~† リアルへの生還 †~   作者: 聖那
第二章 ~† 北の玄武洞 †~
12/19

驚愕!暗黒騎士の実力

挿絵(By みてみん)


漆黒しっこくの闇を切り裂く光よ、我が剣に宿やどりて敵をぎ払え!


雷帝らいてい


風を切り裂き、目の前を凄い勢いで低空飛行するドラゴンに向かって、暗黒騎士は持っていた剣を上段から大きく振り下ろした。


空に散らばっていた切れはしの雲が集まり、黒くよどんだ大きな暗雲あんうんに成長していくように見えた。その隙間すきまからまるで意思のある蛇のような雷、光の閃光せんこうがドラゴンに向かって何発も落ちる。


《!!》


ドラゴンは両翼りょうよくでガードするがその衝撃しょうげきに耐えられず、よろめきながらその場にうずくまり、暗黒騎士を振り返りにらむ。その残忍ざんにん容貌ようぼうは見るだけで命がこごえてしまいそうなほど冷たいものだった。


《貴様・・何者だ?》


『まったく・・そんなことを答えることになんの意味があるんだ?お前はこれから俺の手によってここで倒されるんだよ!』


ドラゴンに追い付いた暗黒騎士は、息一つ切らすことなく余裕とも思える皮肉な笑みを浮かべ答えた。


ドラゴンの翼は、先程の雷撃にジリジリと傷付きけむっていたが、それほどダメージを受けているようには感じられなかった。


その眼差まなざしは、冷酷れいこくさと憎悪ぞうおで暗くよどんでいた。


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