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V・W・G ~† リアルへの生還 †~   作者: 聖那
第二章 ~† 北の玄武洞 †~
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新たな敵

挿絵(By みてみん)


ユナの視界から暗黒騎士と刹那せつなが消え、立ち上がることも出来ずにその場でうつむいていた。


〈・・本当に、今の私に出来ることは・・〉


そんな無念にも似た思いをせている時である。近くの木陰こかげからじっとユナを見つめるいくつかの視線、と言うよりも悪意のようなものを感じた。


そちらに視線を移すと、背は大きくないが、瞳孔どうこうが開いた目は大きく見開みひらかれ、とがった帽子に太い棍棒こんぼうのような物を持つ2体の魔物が今にもおそい掛かってきそうにゆっくりと近付いてきた。


『ゴブリン!?』


思わず叫ばずにはいられなかった。

決して強くはないが、群れで行動し弱った人間をおそってたましいを喰らい価値のあるものだけを強奪ごうだつする頭の良い魔物。


《旨そうな獲物えものだ!》

《ヒヒッ!》


その表情はみにくゆがんで見えた。普段ならそれほどおそれる敵ではないが、ドラゴンとの戦闘で傷付き、魔力もほとんど尽きてしまったユナの今の状態では絶体絶命ぜったいぜつめいと言っても良かった。


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