龍義の使命
超妄想作品です
連載中の作品を書く前のものです
フォルダをあさってたら出てきたのでのせることにします
「俺はみんなを殺さなくちゃならない」
そういって俺はみんなに牙をむいた。誰にも知られずに研ぎに研ぎ澄ましたこの牙を。みんなを守るために研いできた牙を。
俺の一族には、代々受け継がれる力があった。それが「龍義」
龍義の力を受け継いだものは手から龍の刃「義剣-龍-」を、なんでもはじき返す「龍義鏡」を、そして奥義である「龍精落」を扱うことができる。そしてその使命を示すために15歳になると回りの知り合い100人を殺さなければならなかった。
俺は本来こんな使命を背負いたくはなかった。だから家を抜け出し、一族からの追手を振り切るために名前も変え、龍義のことが回りにばれないように生きてきた。
しかし、15歳になったある日、自分の体の異変に気付いた。自分を傷つけようとすると、その攻撃が目の前で止まり、体の一部の神経がなくなったりしてきたのだ。そしてその神経は龍義の力を使おうとするときだけ治る。しかも、いつもより身体能力も上がる。その時わかった。自分は一族にどこまでも縛られているのだと、一族を抜け出すなんて到底無理だということを。そして自分の名前の意味もわかった。名前は「闘龍」龍義のために一生を使って闘わなければならなかった。誰のために闘うのでもなく、ただ使命として闘わなければならなかった。 そんな使命ごめんだった。何故自分の未来を、運命を決めつけられなければならない。最後まで抗おうとした。友達を100人殺すなんて俺にはできないからだ。
一族を滅亡するために俺は一族の元に帰り一族の何人かを殺した。そしてその時一族とは無縁の俺でもたった一人だけの顔見知りの人間と俺は闘った。
「よう、闘龍。久し振りじゃねえか。でもこんな形で会いたくはなかったな!」
「ハン!てめえはどうだか知らねえが、俺は前々からこの一族を滅ぼしたかったんだよ。文句あっか!!」
「へー。俺たち一族を?よくいうよ。そんなこと無理だってわかってんだ…ろ!!」
彼は俺に向かっていきなり義剣を振りおろした。でも今は戦闘の最中だ。こうやって話をしていること自体キセキであろう。
「るせえな。てめえだって15歳になった時に100人殺したんだろうがよ!!なんでそんなこと平気で出来んだよ!!」
俺も負けじと義剣を振り、相手を突く。
「うるせえ…」
「あ?何義剣を降ろしてんだよ!!今は戦闘の最中だろうが!!」
「俺だってあいつらを斬りたくはなかったんだ!!でも俺の体の龍義の血が暴れるんだよ!殺せ。血を見せろ。早く。ってな!だから…俺は…」
「そうかい…」
「でもな今は戦闘中だ。こういうときの戦闘方法を教えてやる…」
俺は、かつての知り合い、いや、同じ意思を持っていた”友”に向かって
「べらべら喋るな。…グサッと刺せ」
俺はそう言い、義剣で腹を貫いた。
「アバヨ。またあの世で会おう」
ドサッと音がした時、俺はもう次の相手に向かっていた。
無理だとは思っていた。全員龍義の使命を背負っている。俺が相手にできるのは同い年かその3つ上までだった。数にも限界があった。一人なら楽勝二人なら苦戦三人なら返り打ちという具合だ。そしては俺は負けた。最後は全員に取り囲まれ無様に気を失った。気づいたとき、そこは一族の重要機密の部屋の前だった。そこに乱暴に入れられると、そこに待っていたのは一族の中では有名な洗脳士たちだった。俺は彼らに洗脳された。そして俺は中学校に帰ってきた。みんなを守るためじゃなく、みんなを殺すために。そして俺は彼らに言った。
「俺はみんなを殺さなくちゃならない」
でも自我がギリギリあった俺はこう付け加えた
「だから早く逃げろ。俺はみ、nんnな、wを傷、傷つけたくな、いだ、…はyく逃げろ。」
その瞬間自我はなくった。俺は殺人兵器として再起動する。
「ギャハハハハハハハハハハッハハハハハハァァァァァァァァァァァアアアアアア!!!お前ら全員皆殺しだああああギャハハハハハ!!」
俺は「義剣-龍-」を発動する。中学校の生徒を殺していく。先生も殺していく。何かを投げつられた気がした。その瞬間に龍義鏡が発動する。相手に向かって跳ね返される。どこまでも殺していった。最後は自分のクラスだ。いや「だ」はおかしい。「だった」と書くのが適切であろう。そしてクラスに辿りついた俺は、最後の自我を取り戻した。
「お、れを、はや、、くこ、ろsせ。も、うこ、nんなこ、tとはs、したくn、ない、んだ。だ、からお、おれをこ、ろ、、せ。」
その時俺の親友だった奴がこう言った
「殺せるわけねえだろ。てめえいつまでも弱音はいてんじゃねえぞ。止めてやる。お前は俺の親友だろ!!?」
壊れかけた何かが俺の中で持ち直した。芯が折れずにギリギリのところで立て直した。そして俺は枯れていた涙をながした。何年も流してなかった涙を流した。こんなになった俺をまだ止めてくれる人がいるとは思わなかった。まだこんなになった俺を親友と言ってくれる人がいると思わなかった。
「お前のうりは反抗精神だろ!?ここで反抗しなくてどうすんだよ!!てめえがやってきたこと思い出せよ!!反抗して授業受けなかったこともあったろ!?反抗して学校の規則なんてバンバン破ってきたろ!?ここで折れていいのかよ!!?」
そうだった。思い返せばこの学校でやってきたことは反抗ばかりだった。誰に言われるでもなくやってきた。でももう自我は破壊されている
「ギャハハハハハハ!!俺に何を言っても無駄だよ!ギャハハハハ、残念だったな。お前らは全員死ぬんだよ!ギャハハハハハハハハ!」
もう駄目だった。俺にはもう彼らを殺すしかなかった。だから、…殺した。彼らを。この自分の手で。
俺は使命を示した。そのおかげで自分の未来を決めることができた。
俺のとった行動は…一族の滅亡。
二度々再建できないように、一族の人間すべてを殺すと決めた。殺人兵器としての性格はなくなっていた。
結局俺は全員殺した。一族の英雄も殺し、一族の子どもも殺し、女も殺し、親も殺した。そして、俺は悪党になった。あるものは使命だけのくそったれの悪党になった。人を助けることもできない、殺すことしかできない悪党に。だから俺は…
自分で自分の命を絶った。
この文章は最後の5行以外は俺の身にあった出来事だ。最後の7行はこれからこうしたいと思っていることを書いただけだ。ただの妄想が本当になることを俺は願っている。
まぁ…なんだ
なんか文法めちゃくちゃ設定めちゃくちゃですいません