「感想欄」で「展開予想」をするのはやめませんか?
皆さんは小説などの作品の「感想欄」は読みますか?
私はたまに読んでいます。
作品を読んでいるとまれに「ん? これ、どういうこと?」と思える箇所があったりします。
そういう時、他の読者の方も疑問に思ってそれを感想欄に書き、作者様がこれに返答されていることもあるからです。
そんな中、連載作品の感想欄にこういったことを書かれている方がいます。
「次の話で◯◯◯になりそう」
「今後△△△という展開になるのでは」
所謂「展開予想」を書く方なんですが、アレやめませんか?
作者様にとっても他の読者にとってもメリットないと思うんです。
この「展開予想」をする人に当然悪気はないと思いますし、作品を「面白い」と感じたからこそ書いているのだと私は考えています。
その気持ちの発散が「展開予想」となったのではと想像に難くありません。
ただし、他の「読者」も見ることになるのです。
「読者」全員が他の「読者」の「展開予想」を見たいわけではないのです。
むしろ、私のように嫌がる人もいるのです。
作者様にとっても、あまりメリットはないのではないでしょうか。
確かに、「こんな展開予想するくらい作品が好きです。」というバロメーター代わりになるかもしれません。
しかし、その「展開予想」に近い話を作者様が投稿したら、「読者の案をパクった」と非難する心無い人が現れるかもしれません。逆に「展開予想」と違う話にしても、「読者の期待を裏切った」などと揶揄されるかもしれません。これらは私の想像でしかありませんが、「展開予想」を感想欄に書く前に「こんな心無い人がいるかもしれない」と考えてみるのもいいのではないでしょうか。
「禁則行為」にあたるわけでは勿論ありません。
「マナー違反」でもないのかもしれません。
正直に言えば、単に私が見たくないだけではあります。萎えるんですよ、余韻が消えるというか。
「展開予想」を「感想欄」に書く前に、ご一考いただけたらと思います。
<追記>
作者様にとってデメリットもあるというご意見をいただきました。
「感想欄での話の展開もストーリーの中に盛り込んで作らないといけない」
とお考えになってしまうようです。
作者様の考えていた展開とは違う展開を見せることになるかもしれないということです。
さらに、こうも仰っています。
「そうなると、連載小説でも途中であきらめちゃうかも…」
面白いと思った作品なのに、自分の「展開予想」でその作品を未完にしてしまう可能性があるのなら、これは作者様、読者共に多大なデメリットと言えるのではないでしょうか。
<追記>部分に関しましては、アーヤ様から頂いた感想のお言葉を使わせていただきました。
アーヤ様、ありがとうございます。