手野市議会
それは立派な議場を持つ、一つの市議会だ。
1953年、手野町、金元町、大凡町の3町が、手野町を存続法人とする合併を行い、同日付で手野市が発足。
これによって手野市議会の歴史が始まった。
いくつかの定数改定、河辺村合併による現在の市域の確定などにより、大きく変わってきた手野市議会。
そのなかでも手野市議会議場がある議会館は、1953年の手野市発足に合わせて竣工した。
市役所本館、別館とともにある手野市の行政の中枢である。
地上3階と屋上、さらに2019年の改築工事により地下2階を増設した。
3階に市議会議場、さらには議長や副議長の公室などがあり、議会資料室も3階にある。
傍聴席が屋上部分にあり、議場に議員が入りきらない場合には、傍聴席に座ることもあった。
各委員会室は2階や1階にあり、各政党の部屋が2階に議員室という形である。
なお、地下1階、地下2階はともに議会図書館である。
この議会図書館は議会資料室が手狭になったこともあり、一部資料を公文書館から動かすことにより設置された。
現在の手野市議会定数は46名となっている。
手野市議会が国内で有名となったのは第19回統一地方選挙の際に、大選挙区で選ばれる30名のほかに比例代表で選ばれる16名を設けたことによる。
比例代表は政党によらなければ立候補できない。
大選挙区は他市町村と同様に、手野市域全体を単一の選挙区とされる。