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ハナコトバ  作者: 結汝
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毒の愛

私は水仙

しろと黄色の目立つ花

私達は一人では咲かない

仲間と共に凛と咲く。それが私たち

道端で風に吹かれながら遠く聴こえる川のせせらぎに合わせて歌いながら今日も光を浴びるの

私達はシルクロードを渡ってやって来たの

名前の由来は中国の古典によるものなの。

私達はよく綺麗ねって言われるわ

目立つねって

そう。とても白に黄色が映えて美しいの

だけど・・・

私達には秘密がある

綺麗だからって誰でも触れていい訳じゃない。いえ、むしろ触れてみて

あなたを私達の虜にしてあげるわ

甘い甘い蜜に誘われおいでなさい。

そしたらこの手で刺してあげるわ♥

強毒で縛ってあげるから

愛してあげるから

さぁおいでなさい私達の元で今宵も夢に誘われなさい

伸ばした手の中で悶え苦しむあなたが好きよ

私の愛にあなたは耐えられるかしら?

私達は水仙

見た目に騙された者を強い愛で縛り上げる毒の花

いつでも私はあなたを見てる

あなたが苦しむ姿を見るまで

読んでくださりありがとうございます!!


美しさは人を惑わす。毒の花は他者に忌み嫌われ真実の愛を知ることがない。その繊細さは人にも有り得るもの。他人が踏み込んではいけない一線が存在するだからこそ気持ちを伝えるのが大切なのです。

毒の花が本当の愛を知る時、それは花が死ぬ時なのでしょう。

そんな繊細で危ういものをあなたは守れているでしょうか?


感想・誤字の指摘お待ちしております。


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