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真実を見つける物語  作者: 七咲 楓
序章
2/9

王国騎士入隊

ーーー城門前ーーー




「リオス、、やばくねーか、あと10分だぞ」


長髪の綺麗な黒紫色をした男が心配そうに立っている。

この青年リオスの親友

名はヴェルツ・ユーベルト

容姿は黒紫色の長髪

背はリオスより少し高めであり

この男もまたアイリスと同様に色男で有名なのである。

リオスとアイリスとは昔からの仲で今回の王国騎士入隊も一緒に入る程仲良しである。


「ウォー!!!」


なにやら少し遠くから聞こえる雄叫び。


「やっときたか」




「ごめん!!ヴェル!」


膝に手をつけて汗だく、息も上がっている。


「昔から大事な時に寝坊するよな。てか、早く入るぞマジでヤバイ」



「待て貴様ら!王国騎士の新人だな?時間ギリギリだぞ!次は無いと思え!」

門番に声を掛けられ二人ともすいませんと反省気味に城に入る。


「ごめんまじで、」

「いいって!きにするな」




2人が城に入ったあと門番兵が何かに気づきヒヤリとしていた事は気づかなかった。


ーーー謁見の間ーーー


式はこの国の王国の城内でやることになっている。


リオスとヴェルツは並んでいた列の後ろに入る。

自分たち以外の同期を見るのは今日が初めてだ。



壇上には王様、王国騎士隊長などこの国の最高官位が並んでいた。


騎士隊長の一言で式は始まった。


「ではこれより、入隊式を始める!皆の者王に敬礼!!」


サッ!


式は着々と進み、最後の項目王様の話。


「ゴホン。これからこの国の平和を一緒に守っていく同士になるわけだ。

皆の者はわかってる事だとは思うが、この国レーヴィはBLUE EARTHの世界では小さい国だ。

だが、街の者のおかげで随分と賑やかな国になっておる。

隣接している国ユラシルとの貿易も盛んで、交友関係も良いのは知っておるな。


だが、20年前に、、、いやこの話は良いか皆知らぬ事だ。


これから騎士になる諸君

民の為に精進し頑張って欲しい!」


会場は王様の話が終わると拍手に覆われ

式は終わった。


俺を含めた全20名の新人騎士達は式が終わると同時に会議室へと足を運んだ。


今日から王国騎士になる為、仕事説明を受けるのである。


ーーー会議室ーーー


「顔を合わせるのは初めてだな。レーヴィ王国第3部隊隊長リン・ネストだ。これから君達の研修期間の責任を持つことになった。短い間だがよろしく頼む」


赤色の長髪女性

背はさほど高くは無いが体格に似合わず

大剣を背中に背負っている。


「まず君達には、2人一組に分かれ街の周辺の森へ行き、こちらが出した仕事をこなしてもらう仕事と言ってもさほど難しくは無い。グループ分けは君達で決めろ。決まった組から仕事を言い渡す」




リン隊長は俺たち20名にそう言い放ち俺たちは早速グループ分けを始めた。


「ラッキー!ヴェル、俺と組もうぜ!」

隣の席に座っているヴェルツに話しかけるがヴェルツは全く違うやつをじっと見ていた。


「悪いリオ、あそこにいる白い髪の男と組ませて欲しい」

そう言うとヴェルツは気になるやつの方へと足を運んでいった。



「あ、ヴェル、、」


ヴェルツの視線の先にいた男

白髪でややおとなしそうな顔立ち

言い方は悪いが少し存在感が無さそうだった。



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