表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

無理難題の解決法

作者: 相模

 世の中には正解の出せない問題がある。

 その中の一つにケーニヒスベルクの七つの橋というものがある。

 ケーニヒスベルク(現カリーニングラード)にある七つの橋を二度通ること無く、全て通ることができるかという問いである。

 この難問に多くの者が挑戦しては敗れていった。

 そして後世、かの有名な数学者レオンハルト・オイラーによって、これは不可能であると証明した。

 ……にもかかわらず、新たにこれに挑もうという愚者が一人。


「二度通ることなく全部渡るのは不可能だって? そんな常識、俺が覆してやる」


 そう言って、彼がおもむろに取り出したのはダイナマイトだった。

 彼は何を思ったのか、橋の一つを爆破したのである。

 彼の挑戦を見物していた学者たちはこの暴挙に大量の罵声を浴びせる。

 しかし、当の本人は黙って歩き出す。

 そして、同じ橋を通ること無く、全ての橋を渡り切ったのである。

 学者たちは目の前の光景に言葉を失った。

 橋を渡った彼は言う。


「渡れないなら渡れるようにすればいい」


 学者たちは目から鱗が落ちた。

 また、のちに彼はエッセイでこう述べている。


「俺は式が不変の物だという固定観念を取り去っただけだ。問題が解けないのなら解けるようにしてやればいい」




 ――そして、現代。

 人は論戦で不利になると、論点をすり替えるのである。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ