第捌話 村人救出! 『疾風の舞い』で蟒蛇を斬れ!
ぐっふふふふ…
いささか遅かったようだのう
たった今…
村人どもを丸呑みにしたところよ
貴様が噂に聞く妖狩りの侍か…?
いよいよ儂の前に姿を現しおったか
この村の住人を全て平らげ
村を全滅させる最中に
面白いヤツに出くわしたものじゃ
いささか興が湧いたぞ
光栄に思うが良い
残りの村人を食するは後回しじゃ
まずは貴様を
主菜に喰ろうてやろうぞ
始めに言っておくが
儂は手強いぞ
これまでに
貴様が相手を致せし妖どもと
努々一緒にするではない
儂は五百年生きた大蟒蛇じゃ
身体の長さは
貴様ら人間の長さで言うなら
約半町(約54m)もある
そんな玩具の様な刀で
この儂に敵うと筈があろうか
すぐに貴様を捕まえて
生きたまま
頭から丸飲みにしてくれよう
妖狩りの侍とやら…
かかって来るがよい
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むうう…
たしかに…
なんと大きな妖よ
長さ半町だと…?
この様に大きな妖は初めてじゃ
これほどに大きな『蟒蛇』は
他におるまい
しかし…
捨て置く訳にはいかぬ
今なら…
先ほど丸飲みされし村の衆も
未だ消化されてはおるまい
『斬妖丸』よ
この戦い…
速さが肝要じゃ
時を費やす訳には参らぬぞ
すぐに
あの大蟒蛇を討つ!
さりとて
ヤツに呑まれし村人達を
傷付ける訳にもいかぬ…
『斬妖丸』!
ヤツの腹の内におる
村人の位置を正確に掴み
拙者に教えよ!
秘儀『疾風の舞い』を使い
電光石火の勢いにて
ヤツのバカでかい身体を切り刻み
吞み込まれた村人を救出する
一気に片を付けるぞっ!
いざっ、参る!
行くぞ、蟒蛇!
秘儀、疾風の舞!




