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第弐話 哀しみと復讐の鬼を斬る!
おおおおぉ…
何故だっ⁉ 何故死んだあっ?
我が愛する者達よ!
うおおおおおっ!
我が妻が死んだ…
我が愛した妻は
我が子を身籠ったまま
母子共に身罷った…
何故だ…?
何故に我が愛する者を奪う…
呪ってやるぞ!
人間の神よ!
貴様が我が愛した
人である妻と子を
我より奪いし事
決して忘れはせん…
我等は
人と結ばれてはならぬのか…?
人と幸せにはなれぬのか…?
よし…
決めたぞ…
今、この時より…
我ら鬼の一族は未来永劫
貴様の創りし人間達を呪い
喰らってくれる
殺戮し…
バラバラに引き裂き
骨の髄まで
喰らい尽くしてやる
これが我の復讐なり…
全て貴様が我らに成した事への
報いと知れっ!
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鬼よ…
貴様、何故に罪無き人を喰らう…
貴様の過去に
何があったのか知らぬが
人との平和な共存は出来ぬのか…?
………
出来ぬと申すのならば
致し方あるまい…
いかなる理由があろうとも
人の世で貴様の仕出かした
残酷無残な罪業の数々
悔い改めぬのならば
このままに棄ててはおけぬ…
拙者が腰に帯びし愛刀
魔剣『斬妖丸』に血を吸われ
無残な骸と成り果てるが良かろう
貴様に喰われし人々の無念…
己が身で思い知れ!
行くぞ! 斬妖丸っ!
いざ、鬼を葬り去らんっ!




