小学生時代
ある日、それは突然だった。
(ここから時系列が少しぐちゃぐちゃになります。記憶違いもあるやも知れません。)
その日は昼休みまで何も無かった。
昼休みにクラスの男子がふざけて遊び始め、正義感が無駄に強かった当時の私は先生に言いに行ったのだ。
その場では「自分で注意しなさい」と怒られ、まあそれもそうだよなとクラスに戻ったのだ。
仲がいい友達とクラスの男子に注意した所、「いいじゃん」だの「先生には内緒な」と言われた気がする。
然し、その時運悪く先程言いに行った先生が後ろに立っていたのだ。
自分達は怒られて注意をしに来ただけなのに、先生を連れてきたと誤解が生じた。
その時から私はいじめの対象へとなったのだ。
ただ、小学生が考えるいじめとだけあって割と今となってはしょぼいな、と感じることばかりだった。当時は凄く苦痛だったが。
先ず無視。バイ菌扱い。席は当然離されるし、何かと大声で私の事を囃し立てる。
ちょっと笑ったいじめは、雪の降る日長靴で登校した時。
昼休みに偶然私の長靴に雪玉を入れる瞬間を目撃してしまった。
相手は「あっやべっ」みたいな感じで去っていき、私は無表情に雪玉を長靴の中から出して割った記憶がある。あれだけは笑った。
その頃、家にも変化が生じていた。
姉がまず母親の虐待の餌食になっていたのだ。
これはいつか覚えていないが、大声でヒステリックに喚く母親の声、姉の泣き声、「お母さんなんて大っ嫌い!」という声、「ぴっぴろぴ〜はもう部屋に戻って無視してる!」という声が響いていたのだけ記憶に残っている。
当然母親に勝てるわけもないし、クラスメイトにやり返せるほどメンタルが出来ていなかった故にそれから不登校の日が続いた。
そこまでは暴力が此方を向いていなかったから少し楽だったのだ。
本当の地獄は、このあと始まる。