全ての始まり
前の注意書きは確りと読んでおいてください。
家族構成
父、母、姉、私、妹、弟。
何処にでもいる一般的な家庭だと、あの頃は思っていた。
現在20過ぎて無職、ひとりぼっちの部屋で毎日酸素を吸い二酸化炭素を吐き出す作業をしている。時にはどうしてこうなったんだろう、と涙を流す夜もある。
甘ったれだ、と言われてしまえばそこまでだが、いやでもしかし聞いて欲しい。
あんな過去がなければ私はここまで歪んでいない。
現に一年間は確りと正社員をやれていた時期だってあったし、高校だって普通に卒業出来ている。
ただ、今は病名がついてしまって、外に出るのも億劫になっているだけなんだ。
そんな私の過去話。
まずは小学生の頃に戻る。それ以前は記憶がほぼない故に、きっと問題はなかったんだろうと思っておく。
小学生低学年から既に私の学年はやばかった。クラスの男子が窓ガラスを拳骨で突き破ったりしていた記憶がある。因みにこれは小一の出来事だ。
中学年までは特に何も無い、平凡な人生を送っていた。その時はアクティブに走り回っていたような子供であった。
昼休みには決まって一輪車を乗り回すような、活発で発言も多い普通の小学生だった。好きな男子もいて、告白なんぞをしていたのは淡い思い出である(しかし毎回振られていた)。
そんな私に、高学年から様々なことが降り掛かるようになったのだ。