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時き継幻想フララジカ 第二部 『乱界編』  作者: ひなうさ
第二部 『乱界編』 プロローグ
4/329

第一部おさらい -登場人物編-

登場人物紹介


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藤咲(ふじさき) (ゆう)

本作の主人公。

一連の戦いを通して様々な経験を得て常人よりも達観した感情を持つようになる。

勿論素の性格こそ変わらないが、大人の様な落ち着きをよく見せる様になった。

趣味は筋トレと命力コントロール技術の向上。


《命力とは……魔剣を使う事で養われる具現可能な精神エネルギーの事。それを肉体強化等に使用可能》


命力の才能は無いに等しく、限られた命力量及び出力量を理解した上でより効率的に使用する事を徹底する修練を積んでいる。

現状で身体能力としては、ジャンプで最高100m近くまで跳べ、瞬間走行速度で300km/h程まで上げられる事が可能。ただしその数値に近づく分、消費命力も増える為持久性は無い。

主な攻撃手段は剣による斬撃と命力格闘。


愛用武器は魔剣「翠 星 剣(すいせいけん)」。長身の片手剣。

普通の人間が長く触れれば死に至る程の大きな命力珠を有し、それに対して影響が著しく少ない勇だけが持てる現状で最高峰の魔剣。勇専用に製造された。

所有技は「片 翼(かたよく)光壁(こうへき)」。翠星剣の力を最大に使用した時に可能な命力の壁で敵を斬り裂く。


《命力珠とは……魔剣の命の源。その大きさで魔剣の強弱に影響するが、時には人の命を奪う事も》


一年を通して多くの命を奪い、そして消える様を見通してきた。

その想いの先にあるものは、ただ、自分の知る者の命を守る為。


その為ならば……彼は修羅にでもなろう。



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田中(たなか) 茶奈(ちゃな)

本作のヒロイン。

性格はおとなしめだが行動力がある。

最近は周囲に気に掛ける傾向が強くなり、彼女の優しさがにじみ出る。

元は家庭崩壊の影響で自暴自棄に陥っていた事もあったが、藤咲家に住むことになってから本来の明るさを取り戻した。

趣味は食べ歩き。昔から満足に食べる事が出来なかった反動であろうか、彼女の胃袋はブラックホールと化している。 ただし食べるスピードは極遅く、手に取る食べ物はリス食い。頬には貯めない。


体力では一般人以下だが、命力に関しては無際限の「アストラルエネマ」特質を持ち天才の名を欲しいままにしている。出力量も常人を遥かに越え、前人未踏の行動を度々起こす。

主な能力としては、攻撃面では「ぼん」、「小さいぼん」、炎弾、空気弾、弾   丸(コンポジットカノン)熱  線(ヒートライン)、「どん」(要クロッシング)、小さい弾丸、光 の 柱(グランドグレイヴ)(要クロッシング)。 どの攻撃も一発一発が即死レベル、又は大量破壊レベル。

効力面ではヒートフィールド、サイレンサフィールド、安定圧フィールド、エアリアルフィールド(単跳躍用)、応用面では航空能力(要魔剣、音速越えを確認)が使用可能。

愛用武器は魔剣「クゥファーライデ」と魔剣「ドゥルムエーヴェ」の二刀流。どちらも180cmに匹敵する長杖。

戦闘態勢としては2本の長杖を構えた動く砲台。クロッシングさせる事で最大出力の攻撃も使用可能だが一般的には不要。


《クロッシングとは……魔剣を二つ十字にする形で重ねる方法。彼女だけの特殊技術》



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園部(そのべ) 心輝(しんき)

あだ名は「シン」

ただひたすらに熱く、親友である勇を支える為に仲間達と共に力を尽くす。

直情的だがそれなりに賢い。魔剣を得て、好きなアニメや漫画のキャラを己に投影する事が増えた。

勇と比べ、魔剣使いの経験に半年の差があり、戦闘経験はまだ薄い。


仲間内での能力で言えば茶奈を除いて2番目に高い命力量を誇り、命力放出量も目を見張るものがある。

愛用武器は魔剣『殴る者』。格闘用の手甲タイプ魔剣。

使い始めて間もない為、技や戦闘スタイルはまだ確立されていない。


多くの人を守る為に力を奮う勇の背中を守る為に、彼は魔剣を手に取った。

例え勇がそれを否定しようとも、彼は頑なにそれを選んだのだ。



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園部(そのべ) 亜月(あづき)

心輝の妹で天然&アホの子。

明るく自由奔放な子ではあるが見境が無い為、同学年に変人扱いされている。

あだ名は「あずー」ではあるが、最近は「あず」と略される事が増えた模様。

勇と比べ、魔剣使いの経験に半年の差があり、戦闘経験はまだ薄い。


仲間内での能力で言えば茶奈を除いてダントツ一番の命力量を誇る。

ただし問題点も多々あり周りからセーブされる事が多い。


愛用武器は魔剣『叩く者』。二本一対の棍棒型魔剣。

使い始めて間もない為、技や戦闘スタイルはまだ確立されていない。


彼女が魔剣を手に取ったのはただひたすらに「勇君LOVE」だからである。

守れるかどうかは別として。



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相沢(あいざわ) 瀬玲(せり)

周りに気を配り雰囲気を守る女の子で、勇の同級生で心輝の幼馴染。

学校の成績こそ良くは無いが真面目。戦いのたびに学校を休む勇の為に勉学面でのサポートをする事が多かった。

勇と比べ、魔剣使いの経験に半年の差があり、戦闘経験はまだ薄い。


仲間内での能力で言えば最も低い命力量を有している……と言っても勇よりも僅かに低い程度で、このまま成長していけば近いうちに成長率の低い勇を越すだろう。


愛用武器は魔剣『射る者』。弓型の魔剣。

使い始めて間もない為、技や戦闘スタイルはまだ確立されていない。


心輝やあずーの想いに応え、彼女もまた魔剣を手に取る。

二人が心配だからというのもあるが、勇達を守りたいという気持ちは彼女も一緒だからだ。



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福留(ふくとめ) 晴樹(はるき)

防衛庁特殊事案対策部(通称特事部)部長として国土変容問題や魔者問題に対して全権を任されている。勇達と知り合ってから彼らを影でサポートし続けてきた。


性格は非常に温和で笑顔を絶やさない。

老人ではあるが異常な行動力を有し、洞察力や社交性は各国首脳すら目を見張るレベル。

孫娘の莉那(りな)にはめっぽう弱い。


今年発足予定の対魔者特殊戦闘部隊(通称魔特隊またはABSTF)の正式な設立に向けて奔走している。



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清水(しみず) 愛希(あき)尾上(おのえ) 風香(ふうか)佐々木(ささき) (あい)

ギャル子3人衆。以前は茶奈をイジメていたが和解した。

現在は茶奈の唯一無二の親友であり、彼女の大きな心の支えとなっている人物達。


勇達の戦いの事は知らないまでも彼等を間接的にサポートする様にと福留から伝えられ、彼等を外側から見守る。

勇達が自分の想像を超えた事をやっている事には薄々気付いてはいるが……彼女達自身があまり深く考えない性格な為か現状維持出来ている。


愛希だけはどうにもあずーと馬が合わないらしく、会う度にいつも取っ組み合いをしている。

ただしあずー自身はそれがとても楽しいらしい。



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獅堂(しどう) 雄英(ゆうえい)

獅堂財閥の長の息子であり、親に離反して自分の道を突き進もうとした男。

誰からか解らないが勇達と同時期に魔剣を受け取り魔剣使いとなる。


第一印象は優男で笑顔が綺麗な好青年。

しかしその裏側は真っ黒な欲望と野心を持った子供。


勇達を影でサポートしながら成長を促し、彼に力が集まった所で魔剣の力を使ってその力とも言える仲間達を操り勇に成り替わろうと画策した。

しかし絆の力に敗れ、彼の野望は潰えた。



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エウリィ

『あちら側』の世界の人間であり、「フェノーダラ」と呼ばれる国の王の娘。

お淑やかさと気品を兼ね揃え、命力の扱いにも長けた才色兼備な子。


水色の髪と瞳を持ち、高い感受性を持っているが故に人の性格を現す「心の色」を見通す事が出来る。

その為初めて出会った勇に告白する等、普通ならば有り得ない行動を起こすが……それもまた彼女がそういった力を持っているが故の行動であれば納得出来るものであろう。

この力は特別な力では無く、感受性が強く命力に長けた者であれば習得する事が可能。

勇もまたこの力の片鱗に目覚めつつある。


獅堂の無情の攻撃により、勇の目の前でフェノーダラ城ごと魔剣の放つ光に焼かれ死亡した。



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剣聖(あるいはソードマスターetc...)

『あちら側』の世界において魔剣使い最強と謡われる三剣魔の一人にして頂点の男。現在約320歳。

その底力は計り知れず、今だその片鱗程度しか見せていない。


荒っぽい言動・行動が目立ち、面倒臭い事が嫌い。

戦う事が潜在的に好きな様で、相手と同等の力を出して戦う事が趣向の一つ。

また昔から現存している魔剣に関しては非常に強い興味を持つ。


勇達を導き、時には立ち塞がり、そして心強い仲間となり……彼等の戦いに大きく関わってきた。

獅堂の戦いの折に心臓を損傷し、瀕死になりながらも己の持つ多大な命力を使いなんとか生き永らえている。



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レンネィ

『あちら側』の魔剣使いにして正式に日本政府と契約を結び、勇達よりも先に特事部改め魔特隊隊員1号として活躍し始めている女性。


大人らしい立ち振る舞いと雰囲気を持ち、そしてオブラートな表現での下ネタの話題が好き。


『こちら側』の世界の文化を知る為に現在鋭意勉強中……元々賢くあった彼女であった為にその状況は芳しく、文字の読み書き程度なら現状で日本語、英語はマスターしている。


《言語……魔剣使いは総じて命力を使った心の会話を行える為、対話であれば自動的に翻訳される》


愛用武器は魔剣「シャラルワール」。曲刀型の魔剣。

『あちら側』では「死の踊り」の異名を持っていた。

その異名通り竜巻の如く舞い踊り、一瞬で敵を切り刻む戦い方が特徴的。



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カプロ

魔者であるアルライ族の若者。

タヌキの様な柄の顔付きに人間の同じ様な耳を持つ種族。全体的に小柄。


まだ幼い部分もあり、子供っぽい言動が目立つ。

イタズラ好きで、止まる事が苦手な元気一杯の男の子。

ただしマセている部分もある。人間の年齢でいう所の13~14歳。


師匠バノの跡を継ぎ魔剣修復師として、また勇より受け取った「グゥの日誌」の知識を得て魔剣製造師としてその道を歩む。


《グゥの日誌……勇が初めて出会った友好的な魔者グゥが遺した彼の一族の記録帖。他にも秘密が……?》


勇達及び人間に友好的で、何物にも興味津々の年頃。

度々人里に訪れては『こちら側』の文化を学んでいる。

勇に翠星剣、茶奈にクゥファーライデ、心輝達にテスト魔剣を造り受け渡した。



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アージ&マヴォ

『白の兄弟』を名乗る二人の魔剣使いの魔者。兄がアージで弟がマヴォ。

白熊のような太く伸びた口を持ち耳は人間の様な形をしており、腕や脚も太くまさに熊そのもの。

兄は生真面目で武人肌なのに対し、弟は軽めでひょうきんな面を持つ。


敵として勇達と対峙したものの、根底にある目的が同じ事だという所に気付き和解、同じ志を持つ仲間として共に歩む事となった。


アージは大型の斧型魔剣「アストルディ」、マヴォは小型の斧型魔剣「ヴァルヴォダ」「イムジェヌ」をそれぞれ愛用する。


魔剣を含まないのであればトップクラスの実力者。

また兄弟でのコンビネーションはその能力を更に向上させる。



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ジョゾウ

カラクラ族の戦士にして数少ない人間に一定の理解を持つ魔者。

鳩の様な顔と大きな翼を備えた腕を持つ人型の魔者。

義理難い人情派であり、主君の命令の前には自らの命すら惜しくない。

武士の様な口調が特徴的だが、命力翻訳が何故そういった形で作用するのかは不明。方言なのだろうか。


主君である獅堂の命令でフェノーダラを守る為に仲間と赴いた所に勇と遭遇、彼との絆を作り別れたが……再び相まみえた時はお互い敵同士であった。

しかし剣聖の機転により戦う事無くその場を収め、彼は勇達を静かに獅堂の下へと送り出した。


愛用武器は魔剣「テオグル」。短刀型の魔剣。

魔剣を受け取って間もない為、戦闘スタイルは確立していない。



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御味(おみ) 泰介(たいすけ)

元福留の部下にして特事部の関西担当として活躍していた関西方面の勇達のサポート役。


20代後半であるが非常に有能で明るく誠実な青年。

福留を師事しており、彼の言動に似る点も多い。


特事部解散後は魔特隊に入らずに総務省のアルライ族管理担当長として彼等の生活サポートに従事する事になる。

これにより彼との関わりが極端に減る事になるが、彼自身のプライベートな働きもあり、実はさりげなく勇達のサポートを続けている。



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池上(いけがみ) 光一(こういち)

魔剣を持ち始めて間もない頃の勇に絡み、命力の使い方の実験で返り討ちにされた元未来有望のボクサー。


性格はフランクではあるが、当時は若気の至りで気に入らない人間に喧嘩を売る等相当暴れていた様子。


勇に返り討ちにされた後、彼の通うボクシングジムのオーナーに諭され学校を中退、ボクシングに専念し始めた。

第一部ではそれ以上の描写は無いが、これから少しづつ戦い以外の面で勇達との関係を深めていく事になる。



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鷹峰(たかみね) 雄造(ゆうぞう)

第98代内閣総理大臣で自由民政党の総裁。

少し小太りな感じを見せる、フランクな性格を持つ老人。

福留と旧知の中で、彼に特事部及び魔特隊の全権を任せていたが、時折彼等を影でサポートする為に奔走した事が有る。

勇達に非常に友好的な存在。



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