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時き継幻想フララジカ 第二部 『乱界編』  作者: ひなうさ
第十八節 「策士笑えど 光衣身に纏いて 全てが収束せん」(分隊編 後編)
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~第十八節 設定集~

登場人物・登場物の紹介


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ベゾー族

中国四川省山林部に変容した土地に現れた魔者の一族。

アージ・マヴォら「ソノバル族」と同様、クマの様な体躯を持ち、白と黒のモノトーン、僅かな茶色の体毛を有する魔者である。その様な柄があるから現実のパンダと同じであるかと言えば細部で異なる為そうとも言えない。関連性は不明。

全体的に身長は高く大人で2メートルを超える者がざら。女性であっても同様の身長であり、そう言った外見的特徴を重視するが故に、体型が一般的ではない者に対する当たりは強く蔑視されがちという風潮を有する文化を持つ。

他の魔者と比べるとそういった点では集団的行動に則した行動理念を持っているが、逆に言えば自己意識が低く流されやすいといった意識を持つ。

学習能力は比較的高く、人間の武器を使う事が出来る模様。

ただしこれは魔者全般に言える事であり、運用方法の学習は個人の知恵に左右される事には間違いない。


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ロン将軍

中国政府側のオブザーバーとして茶奈達を迎え彼等の現地サポートを買って出た男。

誠実な性格で、はっきりとモノを言う性格故に軍部でもあまりいい様に思う上位士官が少ないものの、彼に付き従う部下には絶対的な信頼を受けている。

情熱的でもあり、感情的になれる部分では非常に人当たりの良い人物。

劇中でも自分達の落ち度が判った際には即座に判断し是正対応を行う等の行動を見せた。

結局の所茶奈達の役には立つ事は無かったが、その後の政府の動きに関しては彼の影響力が多少なりに働いているのだと思われる。

比較的背が高く、体格もしっかりしている男前。


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ミョーレ

ベゾー族の女王。年齢はおおよそ18歳。身長は約170cm程でベゾー族の中でも小柄な方。

魔剣「パルムナキーン」を有し、潜在的な命力量も茶奈程では無いにしろかなりの量を持つ。

命力を光や熱に変換する事が得意であり、戦闘スタイルは非常に茶奈に酷似している。

ただし性格に関しては全く逆だと言える程に異なり、非常に残虐性の高い性格。

自分の考えを認めない者には容赦なく鉄槌を下し、自分の考えを塗り潰そうとする。

それはベゾー族が故の支配心であろうとも言えるし、彼女が小さい頃から受けてきた差別から生まれた反骨精神からの考えなのかもしれない。

彼女は生まれた時に小さな体格で生まれたが故に物心付いた時から差別され続けて育ってきた。

それに負けず彼女は抗い続け、結果的に魔剣を得る事で自身の力を高める事に成功しベゾーを治める事となる。

そういった境遇もある意味茶奈と同様だと言えるだろうが、そのようなシチュエーションがあるから命力が高くなるといった様な事実は存在しない。


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パルムナキーン

古代三十種エンシェントサーティーンの内の一器で造りは簡素な棒状の形を有し、両先端に金属製の当て具が付き、そこから編み込まれた様に金属の装飾が自由に動く形で取り付いている。

装飾具に小さな命力珠が複数取り付いており、そこに増幅の秘密があるとも言われている。

ただし本体そのものは非常に強固に作られており、見た目は木の棒であるが命力融和性に富み、力を篭めた際の魔剣強度強化率は非常に高い。

それ故に打撃武器としても有効で、格闘戦でもそれなりの攻撃力で扱う事が可能。

固有能力として、命力放出量の倍化という特異な能力を持つ。

これはその名の通り命力を使った現象操作をする場合、この効果により通常よりも激しい力で事象を操作する事が出来る為、結果的に威力向上につながるというもの。

茶奈の全力での光の柱によってミョーレと共にこの世界から消滅した。


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茶奈の命力全域鎧フルクラスタ


ベゾー族との戦いの折に彼女が導き出した可能性の形の一つ。

魔剣を使わずに命力を全身に纏わせ、超濃度の命力を鎧の様に着込む事で成り立つ戦闘モード。

ただの鎧では無く、彼女の体を強制的に動かす外骨格兼筋肉としても役目を果たしており、これを纏う事で実質勇やアージ等と同じかそれ以上の近接戦闘能力を有する事が可能となった。

ただし欠点も多く存在する。 まず第一に、呼吸すら困難だという点。

命力を物理具現化する程にまで濃度を高くしている為、空気すら通らない。

その為呼吸する際には口元の濃度を下げるなどしないといけないが、それを行う為にも集中する必要があり、戦闘は一呼吸が持つ間に済ませなければならないという事に成る。

第二に、魔剣との併用が不可能だという点。

劇中では描写は無いが、魔剣は基本的に際限なく命力を吸い取る為、魔剣を所持している状態ではフルクラスタは命力が安定せず纏うにしては不安要素が大きくなってしまうのだ。

第三に、彼女が極度の興奮状態でないと使用出来ない点。

命力の昂りは感情にも左右される事が多く、彼女の場合命力の波長が感情によって大きく変わる様で、戦闘などでよほどの激戦に至り感情が昂らないと発言する事が出来ない。

第四に、彼女自身の体力の無さがあだとなり総活動時間が非常に少ない事。

例え命力による強制的な体の動作とはいえ、体を動かすには体力が必要不可欠。

極度の緊張状態であるとも言える為、体力が直ぐ削られるので今後は彼女の体力面の成長次第であろう。

これらの制約故に使われる場面も数少ない事が予想される。

ちなみにこの名付け親は福留。


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ドゥルアパージ

マヴォの技。 中距離攻撃であるドゥルオッヴァと異なり完全近接技。

風による揚力を得て自身を回転させて周囲の敵を切り刻む豪快な技。

レンネィの死の踊りと性質は似ているが、動き回るよりも周囲の敵を蹴散らす事に使う様な、まさに剛術であると言える。

また二本の魔剣を使う事で、命力の刃を生み出してリーチを伸ばす等幅が広い技の一つである。


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アングリーヴオッヴァ

アージとマヴォが持つ二人の複合技。二人にとってはこれが最高の攻撃。

二人が生み出す命力による空気の渦が互いに逆回転し合わさる事で反発せず大きな二重螺旋の渦を作り出す。

物理現象を操作する命力だからこその特異な効果であり、息の合った者同士でないと実現は不可能。

本来の威力は二重螺旋を生み出した後圧縮された命力の光が相手を貫くといったものであるが、今回は二人共弱っていた為竜巻だけで終わってしまった。

防御と攻撃、両方に転用できる使い勝手の良い技と言えるだろう。

二人の命力の燃費が悪いのが玉に瑕といったところであろうか。


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JNA(Japan National Air)

日本の民間企業の航空会社で、国内旅行や海外旅行等でシェアトップクラスを誇る大企業。

国内の2~3割はこの会社の便が締めており、その人気を悟らせる。

サービスに特化しており、シートの座り心地、機内提供など充実した点が多くファンも多い。

顧客満足度を得る為に多少予算度外視している部分も多く、数少ない優良企業だと言われている。

ただし近年パイロット不足に悩んでおり、便が減ったという噂が流れる程。

DLC(低価格帯航空会社)勢に最近押されており、売り上げも減るなどのダブルパンチを受け、現在新たなサービス分野を開拓中との事。


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「尻尾が千切れるほど恥ずかしい」

アルライ族の比喩言葉として使われている文。

そのままであり、別に捻っている言葉でもない。

穴があったら入りたい、と同じニュアンスだと思えばいいだろう。

ちなみに尻尾を有する別の種族でも似たような言葉は存在する。


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