魔王は平和を探し続ける
初投稿で、内容がベタベタですが、どうかみてください。弱くて平和を求める魔王が主人公です。
...どれくらいたっただろう。目が覚めた時、私の身体に生温い液体を感じた。大体は何か解っていた。血だ。誰のか。私の血だ。私は勇者に負けた。最弱魔王と、部下の魔族に言われていた私に、最強勇者と、人間から言われていた勇者に勝てるわけなど無かった。無いと解っていた。部下の首はどんどんはねられ、遂に私のもとにやって来た。なすすべもなく、それはもう、あっさりと殺られてしまった。平和になること、平和を創ることは、絶対にできないのか、ならば、それは何故だ。聞けるなら、聞くチャンスがあるなら、何回でも問い返し続けたい。答えが出るまで。勇者は、魔族総てを【悪】だといった。何故【悪】なのか。と問いをかけたら、答えを明かさずに、私を、その答えを聞こうとした魔族を。魔族が、【悪】。人間が、【善】。この2つは、両方【善】にはなれないのか。勇者も持ってない、その問いの解答を、私はみたい。魔族と。人間と。手を繋ぎ会うことはできないのか。触れてみたいんだ。その温かい温もりのある身体を。その体温に暖められたいんだ。この冷えらだを。それだけで、それだけでいいのに、何故、何故「こんなに血を流さなくては...いけないんだ...」
面白いと思っていただけたら光栄です。まだ一話なので、きにいったら、これから書く予定の続きも見てもらえたら、とてもうれしいです。