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傷心 8
ゆいはすっかり元気に見えた…
嫌…
今だけかも知れないが明るいゆいに戻っていた
「アキ、今日もうちに泊まってよ
二人で思いっ切り呑もうよ」
ヒェー!キタァー!
『えぇーっ!
またゆいの介抱しなくちゃなんないの…
まっ、しゃーないか』
今は、ゆいの希望を聞いてあげなくては…。
「そうこなくっちゃ
アキは友達だもんね
じゃあさぁー、買い物して帰ろう」
アキは妙に明るいゆいの事が気になっていた…
とにかく、今は一緒に居てあげなきゃ
こんな時の一人は辛過ぎるもんね
今の私に出来る事だから…