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戸惑い 31
アキは休憩室に行って、タバコを吸っていた
どんなに悩んでもやるしかないのは分かっていた…
それが、組織に属するものの役目だから。
でも、人に仕事を教えるなんて自信がない…
古田は仕事を教えるのは慣れてるから、アドバイス貰いながらやるしかない…
『とにかく、今やらなきゃなんない事をやろう』
頭を切り替えて、アキはオフィスに戻った。
席に戻ると、ゆいが来た
「アキ、忙しいのは分かるけどさ
デスクの上片付けなさい」
確かにそうだ…
デスクの上は資料や書類で埋もれていた…
『そうだね…、そうします…』
「星川さん
一番に電話入ってます」
その声に、アキは反応し、電話に出る。
『もしもし、お電話代わりました。星川です
いつもお世話になっております』
また、仕事に戻っていた