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戸惑い 30
アキは自分の仕事だけでいっぱい、いっぱいだった
『何で…、どうして…
これ以上の仕事なんて…無理だよ…』
そう思ったアキは、古田の席に向かった。
『主任っ! 私出来ません
私には無理ですから』
アキは取り乱していた。
だが、古田は冷静だった
「星川らしくないな
任された仕事は最後までやるんじゃなかったのか…
俺も協力から、一緒に頑張ろう」
古田はそう言って席を立ってしまった…
アキは席に戻って、大きなため息を着いた…
「仕事の出来る人は大変だよね、 アキ」
と言ったのはゆいだった
『信じらんないわ』
アキは怒っていた。
「私はアキが指導するって言うのはいいと思うよ
アキは人を引っ張ってく力があるからね
他の社員のレベルが上がれば、アキも楽になるんじゃない
私も協力するから頑張れ」
ゆいは励ましてくれたが、アキは納得出来ない。
アキはオフィスを出て行った