76/143
戸惑い 19
弱音を吐く課長に、アキはついつい言ってしまった…
『何、情けない事言ってるんですか
課長がそんな事言ったら、私達社員はどうしたらいんですか
この企画部は課長が引っ張って行かなくちゃいけないんですよ
期待してますから、頑張って下さい』
課長の顔が、とても優しくなった。
「そうですね。
アドバイス参考になります。
やっぱり星川さんは頼りになります
これからも力を貸して下さいね」
電話が鳴り、課長はオフィスを出て行った
アキはため息をつく…
『さっ、仕事しよう
早くしないと帰れないよ…』
アキはそれから、一時間ほど仕事をして家に帰った。