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戸惑い 8
アキラは一体何を思っているのだろう…
アキは何かが引っ掛かっていた
『アキラ、とにかく一度ゆいとちゃんと話をして
このままじゃ、ゆいが余りにも可哀相過ぎるから
お願い… アキラ』
「分かったよ
ゆいには俺から話すよ」
アキはうなづいた。
『今日、聞いた事は私はゆいに話さないから』
「近いうちにゆいには話すよ
アキ、心配かけて悪かった。ゆいの事、頼むな」
アキラはそう言って頭を下げ、店を出て行った。
その後ろ姿は、とても小さく見えた。
アキはしばらく、外を見ながら考え込んでいた
アキラと彼女の間には、まだ何かあるはず…
きっと…
何かが…