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最後の恋  作者: 雅-miyabi-
視線
54/143

視線 17


今日は午前中だけで、5件の会社を回らなくてはならない




『何としても契約をまとめて会社に戻らなくちゃ、悩んでる暇はない』




頭の中で、そんな言葉が駆け巡っていた




午前中の取引先回りも順調に進み、少し遅い昼食を取るためにカフェに入った




ランチを注文して、パソコンを開く




午後からの仕事の確認をする




『あれっ!

課長からのメール?』



桜田からメールが来ていた



「星川さん、外回りお疲れ様です

午後からも頑張って下さい」



桜田からのメールを読んで、アキは笑みを浮かべた



『昨日の事を気にしてるんだね


だから、わざわざメールなんて…』




パソコンを閉じて、食事をする




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