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最後の恋  作者: 雅-miyabi-
視線
53/143

視線 16


会社に着いたアキは、3階のオフィスへ急いだ




今日はいつもよりは少し遅れての出社




オフィスには話し声が響いていた




『おはよう』




いつもと変わらないアキが居た




ふと、課長の席を見る




姿はない…




課長の姿がない事にアキはホッとしていた




昨日の課長との事…




やはり、気になる自分が居た…




今日のアキの予定は外回り




ホワイトボードに今日の予定を記入し、書類を手にオフィスを出た




今日の外回りは、取引先との契約がかかっている大切な一日だった



仕事以外のことなど、考えていてはいけない。



そう、自分に言い聞かせていた。




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