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最後の恋  作者: 雅-miyabi-
視線
51/143

視線 14


「アキどうしたの?

何で泣いてるの?アキ…」




涙が止まらないアキは…





何も言えなかった…




「アキ、私には何でも言って。

ちょっと頼りないかも知れないけど、私はアキの味方だからね」




アキはゆいの手を強く握り…




『ゆい…、ありがとう

何か昔の事思い出しちゃって…

ごめんね、私まで泣いちゃったらゆいの事励ましてあげられないよね』



アキはそう言いながら、涙を拭いていた



「アキ…

泣きたい時は泣こうよ

アキはいっつも我慢してるでしょ

私の前では我慢しなくていんだよ」



ゆいを元気付けるつもりが、逆に元気付けられてしまった…




ゆいの優しい言葉が、アキの胸に突き刺さった




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