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最後の恋  作者: 雅-miyabi-
視線
50/143

視線 13


「アキ…

私、怖いよ、アキラを失うのが怖いよ」



ゆいは震えていた




『ゆい…

今日は寝た方がいい

全然寝てないんでしょ

私がそばに居るから、安心して寝ていいよ』




アキはゆいをベッドに連れて行った




ベッドに横になったゆいの手をアキは握っていた




「ねぇー、アキ

昔もこんな事あったよね


私が風邪引いて、熱出した時

あの時も、アキはそばに居て、手を握っててくれた

アキは私の大切な親友だよ

今日だってこうやって来てくれた

友達失格なんかじゃないからね」




ゆいの言葉を聞いて、アキはまた涙が流れた




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