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最後の恋  作者: 雅-miyabi-
視線
47/143

視線 10


桜田は去って行くアキを見つめていた。




「俺は一体何を考えてたんだ…」




桜田は自分を責めていた



何度も…、何度も…





アキはゆいの部屋へと向かっていた。




はやる気持ちを抑えながら、アキはゆいのマンションに着いた。




部屋のチャイムを鳴らす




ゆっくりとドアが開き、ゆいが驚いた顔をしていた。



「アキ…、どうしたの!

今日、打ち合わせじゃなかったの!」




アキはニッコリと笑った




『打ち合わせが中止になったから飛んで来たよ

ゆいが一人で寂しいって泣いてるんじゃないかと思ったからさっ』




「アキー!!」




ゆいはアキに抱きつき、声を上げて泣いた。




アキはゆいの頭を撫でていた。




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