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最後の恋  作者: 雅-miyabi-
視線
44/143

視線 7


こんな話をしてる場合ではない…




『課長、話ズレちゃいましたけど、仕事の話をしませんか

そのために来たんですから』




課長は少し困った顔をした。




「実は…、仕事の話と言うのは口実で、今日は星川さんと呑みたかったんです」




『えっ…』




思わず呆気に取られたアキ…




「気を悪くしたなら謝ります。すいませんでした


会社だとなかなか話せないので…」




アキは勢いよく立ち上がった。



『仕事の話がないなら帰ります』




強い口調でアキはそう言って店を出た。




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